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2018年11月
津市八町の洋菓子店「MONSIEUR(ムッシュ)」で10月23日、同店のグランドシェフ・伊藤洋一さんが三重のキノコや味噌を使って作るチョコレートと、河武醸造㈱=多気郡多気町五桂=の日本酒・リキュールを組み合わせて試食・試飲する「マリアージュ会」が開催された。
12月2日に東京日本橋の三重テラスで一般を対象に行われる同様のイベントを前に、関係者が集まって催されたもの。
以前から親交のある、伊藤さん、きのこ研究者で農学博士の原田栄津子さん、㈱辻岡醸造=津市戸木町=総務部長の倉田茂樹さんが企画した。「きのこショコラに、濃くてスイーツに合う三重県のお酒を合わせ、その組み合わせを東京で発信したい」と考えたそう。
会場では、伊藤さんが、津市美杉町で生産されたキノコ「オオイチョウタケ」を使って開発したショコラや、辻岡醸造の味噌を使ったピーカンナッツのショコラ・生チョコなどのスイーツを紹介。また河武醸造営業部の森本寿人さんが、日本酒の「鉾杉」の大吟醸・純米酒やリキュールなど様々な味わいの5種類のお酒を提供した。
参加者は、試食・試飲し、豊かな風味を堪能したり、それぞれの菓子に一番合う酒はどれかを考え「このチョコにはこのお酒じゃないと負ける」「チョコと食べるとお酒もより美味しくなる」などと意見を出し合った。
このほか、横山農産と野田米菓がコラボし試作しているオオイチョウタケあられや、お菓子教室シュクレがキノコの出汁を使って作ったマカロンといった、津市の事業者による菓子も紹介された。参加者は、伊藤さんや森本さんに質問し、美味しさの理由を楽しみながら学ぶとともに、交流を深めていた。
2018年11月3日 AM 9:11