2018年11月

津市中央の三重額縁は年に1度の「年末特別画材セール」を12月5日㈬~9日㈰まで開く。9時~18時。
画材全品(水彩・油彩・日本画・アクリルなどの各種材料、スケッチブック、筆、パステル、イーゼル、バッグなど)を2割引きで販売(書籍、通常キャンバスほか一部商品を除く)。
張りキャンバス(麻100%、油・アクリル兼用)は、同サイズ3枚組(F0~F10まで)と1枚売り(F15・F20)は特価販売。
油絵具、アクリルガッシュ11ミリリットルほか絵具処分品を数量限定で特価販売。
お楽しみ抽選会は、画材購入3千円ごとに1回抽選。さらに2019年カレンダーもプレゼント(数量限定)。
尚、現金販売(カードは利用不可)、配達なしが条件となる。セール期間中はポイントはつかない。
問い合わせは、同店☎059・225・6588。

清滝第一トンネル

清滝第一トンネル

清滝峠付近(大阪府四條畷市)

清滝峠付近(大阪府四條畷市)

時刻は15時半。日没までにはまだ時間があるので、私はのんびりと清滝峠に向かう坂道を登っていく。この道のルーツといえる清滝街道は元々は伊勢神宮への参拝者が通る伊勢街道の一つ。古くから我々の地域と大阪方面の人々を結ぶ役割を果たしてきた。
坂道で何度か、ロードバイクとすれ違うので、立ち止まりスマートフォンでネット検索。どうやらこの道は大阪近辺のライダーにヒルクライム(登坂競技)の練習場所として親しまれているようだ。以前に自転車に乗って津市を巡る連載をしたこともあるので、自転車に乗って違う視点、違うスピードで、また163号を巡ってみたい気持ちが呼び起こされる。
木津駅から、ここまでの距離は15㎞足らず。距離そのものはそれほどだが、疲労はそれなりに蓄積されているので、無理は禁物。これまでよりも多めに休憩を取りながら足の調子を整える。
三重県の人たちが、大阪という言葉から連想するイメージは恐らく、高層ビルが立ち並ぶ大都会というものが大部分を占めるだろう。無論私もそう。しかし、北生駒山地に位置するこの辺りは大阪府、奈良県、和歌山県にまたがる金剛生駒紀泉国定公園の一部。都会からほど近い地理条件ながら豊かな自然に恵まれており、近隣の寝屋川市の野外活動センターなどもある。ちなみに峠付近の集落は、街道と清滝川に沿って存在しており、江戸時代から昭和の初めまでは水車を利用した家内工業が行われていた。
同センターの少し先には、4車線の163号をまたぐ陸橋。それを渡ると、峠と逆方向の道へと歩行者と自転車を誘導している。ここまで来たのだから、このまま峠を越えてみたい気持ちもあったがこの旅の目的は国道を踏破すること。後ろ髪を引かれる思いで、看板に従うと、国道の歩道へと出た。そこは清滝第一トンネルのすぐ目の前。このトンネルと第2トンネルが並走しており、4車線道路を形成している。
これまでにも何度か書かせてもらってきたがトンネルは、土木技術のブレイクスルーを最も感じられる存在ともいえる。峠道は交通の難所の代名詞で、それを楽に通行するためのトンネル自体は古くから存在していたが、便利で山の低い位置に長いトンネルを掘るとなると話は別。測量、掘削、建造など様々な技術面のハードルをクリアしなければならないからだ。確かに自然が生み出した峠から見下ろす景色は美しいが、多くの人の血と汗の結晶であるトンネルを抜けた先から見える景色も、それに決して負けていない。トンネルの出口から差し込む光に向かって、まだ見ぬ眺望に胸を躍らせながら、歩みを進める。(本紙報道部長・麻生純矢)

コスプレ撮影会でポーズを決める参加者たち

コスプレ撮影会でポーズを決める参加者たち

津市美杉町奥津の名松線・伊勢奥津駅周辺で18日、かわせみ庵・伊勢本街道奥津宿ぬしや主催の「伊勢本街道奥津宿の陣」が開かれ、1000人が来場し盛況だった。
コスプレ撮影会と、松阪もめんの着物を着て散策する企画が行われ、千葉県など市外からの参加者が8割を占めた。また1966年製のボンネットバスが同駅と紅葉の名所・北畠神社の間を運賃無料で4往復し、平均乗車率100%と好評。乗客は「昔走っていたね。懐かしい。美杉の風景にぴったり」と喜んだ。
ぬしやでは沖縄民謡三線ライブが上演され、超満員だった。
大パレードも実施され、途中、一行とボンネットバスが、ぬしやの趣きのある建物前で出会うという珍しいシーンがあり、盛り上がった。

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