早朝の道で、自転車通学の男子生徒を見かけた。この寒い朝に白カッターシャツ姿。カッターシャツの生地に薄く透けているのは半袖Tシャツで、その二枚しか着ていないらしい。
彼は特別元気な中学生だろうか。それとも高校生だろうか。私は、自転車生徒の肩の辺りを注視した。たぶんあれは高校生。中学生ならもっと肩が頼りない。
うちの子ども達が大人になってしまったので、身の回りに基準となる子どもがいない。だから街で出会う子ども達の年を見分けることが難しくなった。
それでも男子中学生と高校生は肩、二十歳を越えているかは、首筋でだいたい分かる。女子中学生と高校生の場合はふくらはぎだろうか。二十歳を越えているかは、頬と顎の線だろうか。女子の方が男子より見分けるのが難しい。
成人女性の年齢は、ほうれい線の深さや、後ろ姿で見分ける。街を行く女性の年齢を推測するときは、私より年齢が上か下かと見当をつける。そしていくつ上かいくつ下かと考える。
ところが近頃その基準が当てにできなくなってきた。自分より上だと思った人がしばしば若かったりする。
どうも、年々自分に甘くなっているようで、正しく自分を見ることができていない。ここまでくるとそれもまた幸せなことかもしれないと思う。   (舞)