(前回からの続き)

飯田市民の憩いの場「りんご並木」(資料写真)

飯田市民の憩いの場「りんご並木」(資料写真)

江戸時代の蔵を生かして店舗などに活用した「三連蔵」

江戸時代の蔵を生かして店舗などに活用した「三連蔵」

長野県視察2日目の11月30日は、飯田市(人口約10万人)の中心市街地を視察。先ずは、まちづくり総合支援会社の㈱飯田まちづくりカンパニー(平成10年設立)から概要説明を聞く。
同市の中心市街地は「丘の上」と呼ばれる天竜川の川岸段丘上にあり、商店街が縦横に発達。70年代までは人口約19万人の広域商圏として栄えたが、次第に郊外への人口流出と大型商業施設に客足がとられたため、商店主らが危機感を抱き、「暮らしを支援するまちなか居住」をテーマに、市民、企業、行政がパートナーシップを結び様々な中心市街地再生事業に取り組んでいる。
中でも住宅と商業施設、オフィス等の都市機能を併せ持った暮らしやすい環境を実現するために再開発事業を推進。
また、市街地中央の大通りにある400mのりんご並木は、昭和22年の大火からの復興のシンボルとして地域住民や観光客の散策に利用されていることから、沿道に景観にマッチした商店を配置しタウンリゾートに整備。さらに大火を耐えて残った歴史的建造物の「三連蔵」は昔の佇まいを生かした修復・保存をすると同時に、内部にバーやレストラン、ミュージアムを整備、街中のコミュニティーの拠点として賑わいを創出した。
一行はこのほか、エリア内にある「川本喜八郎人形美術館」なども見学。2日間で学んだ知識・ノウハウを津市の中心市街地・商店街の活性化にどう生かすかを考えた。
(終わり)