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7日、津市大門の津市センターパレスホールで津商工会議所主催の『平成31年・第33回年賀会』が開かれ、地元政財界から約480名が出席した。
開幕を飾ったのは毎年恒例の津商工会議所青年部元気玉太鼓の勇壮な演奏。年頭の挨拶で岡本直之会頭は、今年の地元経済を取り巻く環境の変化について、中勢バイパスの第七工区開通や新名神の全通が追い風となる一方、働き方改革のスタート、改正入管法の施行、消費増税の見込みなどが企業に様々な影響を与えるとした上で「感性を研ぎ澄まし、適宜的確に対応し、事業者をサポートしていく」と力強く語った。また、亥年にちなみ「亥は戌よりも嗅覚が発達しているので不透明感が漂う中、ピンチかチャンスかをかぎ分け、チャンスと感じたら猛進する積極的な姿勢が望まれる年」と評した。
続いて、鈴木英敬三重県知事が登壇し「天皇陛下の崩御が伴わない今回の改元は、明るい雰囲気の中で迎えられる稀有な機会なので、みんなで一緒に頑張っていきたい。県としてもこの機会に色々な制度や事業を、これからの時代に合う形で一新していくチャンスだと思うし、情報発信をしていきたい」と商工業の発展を力強くバックアップすることを誓った。
続いて、前葉泰幸津市長が登壇。「津市ビジネスサポートセンターをあのつ台に開設して2年近くになる。市役所が地域経済に関わり、どのようにサポートするかが課題だったが、ようやくその形が見えてきた。キーワードは『よりそう』と『つなぐ』。よりそうは起業支援の中、銀行でどう融資を受けるかという以前で、ビジネスプランをどう描くかという初歩的な部分でつまづく方が多いので徹底的に相談に乗っている。つなぐは事業承継で、渡す側と受ける側は親族であることも多く、色々な感情が渦巻いて話が上手く進まないことが多い。その通訳のような役割を果たしている。今年もしっかりと経済界の方々が求めることを見極めた上でサポートしていきたい」と意気込みを話した。地元選出の国会議員も駆けつけ、田村憲久衆議院議員が代表で挨拶を行った。
その後、岡本会頭、鈴木知事、前葉市長と会員の年男が登壇し、恒例の鏡開き。盛大に乾杯が行われ、賀詞交換会では、参加者たちは酒食を楽しみつつ、会話に花を咲かせていた。
2019年1月17日 AM 4:56