街の駅だいもんを出発するウォーキングの参加者ら

街の駅だいもんを出発するウォーキングの参加者ら

16日、津市大門の「街の駅だいもん」内の健康づくり受付所を発着点に「第2回大門健康づくりスペシャルウォーキング」が行われ、定員一杯の80名が参加した。
ウォーキングや健康チェックをして楽しみながら市民の健康づくりを推進しようと企画した。
参加者らは朝9時半に同街の駅に集合。簡単な準備体操を行った後、一斉に出発。午前中になぎさまちまで往復した。
同街の駅に戻ってからは県健康福祉部の職員らが血圧・握力・体脂肪を測定。各自が身体の調子を確認した。また、健康運動実践指導者の打田静夫さんが講話し、実技も披露。歩く事が健康に重要な働きがある事を解説した。
昼食を挟んで午後からは、お城公園と高山神社を巡るウォーキングに挑戦。終了後は、朝日屋の牛肉など豪華景品が当たる抽選会で盛り上がった。

にわかに降り出した雨に車のワイパーを動かして信号待ちをしている時、路側帯のバイクのお兄さんに目が留まった。ヘルメットとレザースーツ姿は、お兄さんなのかおじさんなのかわからないが、背筋が伸びていてお腹が出ていないからお兄さんだと思われた。
そのお兄さんが、さっきからバイクのエンジンをかけようと何回もペダルを踏んでいる。バイクの右側に立ってペダルを踏みこむのが、もう十回は超えただろう。なかなかエンジンがかからない。
大型のバイクはハーレーという車種だろうか。雨はみぞれになってきて、お兄さんはさぞ冷たかろうと気にかかる。信号が変わり、私の車は交差点に進んだ。
この寒い日にバイクに乗るとは、よほど好きに違いない。原付バイクになら私も乗ったことがあるけれど、それは車の免許が取れるまでのこと。車に乗るようになってからは、雨風に体をさらして走る人の気がしれない。
普段の私は、ボタンプッシュで車のエンジンをかけている。昔のバイクのエンジンは、ああしてペダルを力いっぱい踏んでかけるものだったと、懐かしく思い出した。
次の信号で止まっていたら、ドッドッドッドという音が後ろから響いてきた。ようやくエンジンがかかったらしい。信号待ちの車の長い列の脇を、お兄さんのバイクがすり抜けて行った。(舞)