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作詩家の森本アキラさんと作曲家の松本昌興さんらがこのほど新曲2作品「あぁ故郷よ」「大洞山に懐かれて」を発表した。
2人は同郷で美杉町伊勢地の出身。森本さんは屋外広告業を営む傍ら、10数年前から趣味で始めた作詩活動が、いまや通信カラオケでも配信され歌われているほどの実力。現在は、日本作詩家協会会員、日本音楽著作権協会会員。代表作に「あぁ忠犬ハチ公よ」「孔雀の舞」「阿漕の夜」「走れ名松線」などがある。
中でも阿漕の夜は、歌の手帖180回作詞作曲部門において優秀作品賞を受賞している。
一方、松本さんは、のど自慢全国大会出場(NHKホール)、紅白ソックリ大賞歌まね部門優勝、NHK全国縦断勝ち抜き歌謡天国名人となり、作曲家の故・中山大三郎の門下生として「ゆけむりの宿」でデビュー。

作詩家の森本アキラさん

作詩家の森本アキラさん

その後、第7回古賀政男記念音楽大賞を受賞、歌のモノマネ等を経て、現在は一志町で、ベスト10(スタジオ)を経営するかたわら、カラオケ教室を主宰し作詩や作曲も手掛けている。代表作は「美杉旅情」「俺のマグロ船」等で、多くの作品を世に送り出している。
そんな2人が故郷に歌を残したいと、少年の頃の情景を書き下ろしたのが今回の2作品。
森本さんは、「今や美杉町は若い人達が観光資源を活用して、限界集落の汚名を返上しようと活躍しているが、歌を通じて活性集落に役立てたい思いを込めて、新しい息吹を取り戻せたら」と語っている。