「イノシシ肉と大豆のキーマカレー」と美里在来大豆をPRする組合員ら

「イノシシ肉と大豆のキーマカレー」と美里在来大豆をPRする組合員ら

「イノシシ肉と大豆のキーマカレー」の盛付例

「イノシシ肉と大豆のキーマカレー」の盛付例

津市美里町足坂地区で「足坂農家組合」=統括責任者・川口幸治さん=が栽培している「美里在来大豆」と、町名の読みが同じ島根県邑智郡美郷町の特産品「おおち山くじら(イノシシ肉)」がコラボし、新商品「イノシシ肉と大豆のキーマカレー」が誕生した。缶詰で1缶税込540円。津市内4カ所(朝津味、道の駅津かわげ、みどりの交差点、フラワービレッジ)で、来月始めまでに販売開始される。
このコラボは、両町の住民や行政職員が、共通の課題である獣害対策を通じて昨年から交流を始めたのがきっかけ。
美郷町では、地元で駆除のため捕獲された猪を回収・処理し、肉や皮を地域資源として生かすステムが確立している。
一方、美里在来大豆は粒が大きく甘い。同組合が復活栽培して例年5~6tを生産し、みそなどの加工業者への販売や、新たな商品開発に取り組んでいる。今回のカレーはおおち山くじらの既存商品と同じ工場で製造されるため、同組合にとって低コストで美里在来を広くPRする好機。
同組合の川口裕子さん(72)らは「細かくきざんだ美里在来大豆が入っています。スパイスがきいていて、大人向けのカレー。パンに挟んで食べても美味しいと思う」。
カレーに関する問い合わせは㈱クイージ☎0855・75・0887。