春は新しいことを始める季節。私の通うアスレチックジムにも新しい人が入ってきた。新人は初々しい。
子どもたちのスイミングにも新人がいる。きょうのキッズクラスでは、女の子が一人頑として水に入ろうとしなかった。逃げ出すわけではないが、泣き顔のまま立っている。
ガラスの外側で見守るお母さんは優し気に手を振って励ましている。親は子どもが嫌がることをさせたくない。見ていて辛いことだろう。でも、嫌だからといって、すぐに逃げ出すような子どもにもしたくはない。
つくづく子育ては忍耐だと思う。叱らず諦めず見守り、子どもの成長を待つ難しさはよくわかる。責めたり、叱ったり、諦めたりするほうがどんなに楽なことか。
子どもがものを欲しがる場合もそうだ。買い与えるのは簡単だし、何より親自身の気持ちが良い。そこを我慢させることの難しさといったら…。何事も、少し足りない目に育てた方が子どもは強くなる。ハングリーは生きる力を育む。
プールで泣いていた子は、次の練習に出てくるだろうか。そこを乗り越えれば、一段と成長するはずだ。親も子も、頑張ってほしい。新しい体験を楽しめるようになったら、きっと親子の自信になる。 (舞)