食材を切る作業に集中する選手(左)と、庖丁さばきなどを見る審査員

食材を切る作業に集中する選手(左)と、庖丁さばきなどを見る審査員

ユネスコ無形文化遺産に登録されて以降、世界から注目を集める「和食」。日本料理に携わる若い調理師の技能レベルの日本一を決める「技能五輪『日本料理職種』」の三重県予選=(公社)調理技術技能センター主催=が10日、津駅西口前の学校法人大川学園・三重調理専門学校で開かれ、県内の出場資格の上限である23歳までの調理師や専門学校生計11名が日頃の鍛錬の成果を競った。
競技内容は「小鯛活なます姿盛り」「牛蒡と鴨の小袖焼き・菊花蕪甘酢漬け」「芋寿司手綱巻き・蓮根甘酢漬け」の3品を制限時間(50分~70分)で調理するというもの。三重県日本調理技能士会の大橋義信会長ら審査員が、料理の出来映えや味、包丁さばき、串打ちなどを審査。
その結果、竹永陸志さん(22)=ホテル湯の本=と、古川滉輔さん(21)=旅館寿亭=が今年11月に愛知県で開かれる全国大会への切符を見事手にした。2人は昨年沖縄県で開催された全国大会にも出場している。 竹永さんは全国大会に向けて意気込みを「地元に近い名古屋で開かれるため結果も残しやすい環境だと思うので、結果を残せるように頑張りたい」と話した。