

検索キーワード




2019年3月
津市美杉町石名原の山林で、斜面と比較的平らな地の合わせて約1・5㏊の土地に群生する花木「ミツマタ」が見頃を迎えている。
この群生地は、所有者で農林業を営む岸野隆夫さん(65、石名原)の父が、昭和30年頃に山林の多目的利用のため植えたもの。数年前に強度の間伐が行われ、日当たりが良くなったためか群生の面積が自然に広がった。
岸野さんは美杉自治会連合会長などとして地域のために活動していて、「多くの人に山や林業に関心を持ってもらいたい」と昨年から群生地を一般公開。 県内外から見物人が訪れ、岸野さんら住民が、林業の話をしたり、周辺に休憩所やミニ公園を設けるなどしておもてなし。林業の魅力を伝えると共に、過疎が進む同町の交流人口が増えるきっかけにもなっている。
見頃は4月10日頃まで。付近の道は生活道路で幅も狭いため車の通行不可。伊勢地地域住民センターから群生地まで徒歩約30分。JR名松線伊勢奥津駅から群生地まで徒歩約40分。
2019年3月28日 AM 9:37
1月26日に急性心不全のため83歳で急逝した㈱ふじや本店代表取締役社長、栁川昌彌氏の「忌明け法要・祈願供養会」と同社取締役で、日蓮宗光延結社の教導でもある栁川尚史上人が、厳しい修行で知られる「日蓮宗正中山大荒行加行」を成満した事を報告する「水行拝姿」が17日、津光倫会舘で執り行われた。上人の成満は今回で8回目。通算800日の修行となった。
はじめに、修行を通じて縁を持った他の上人達と共に会舘前で「水行」を披露した後、ホールに移動。昌彌氏の遺影が飾られた祭壇の前で読経をあげ、故人を偲び集まった約200名の参列者と共に昌彌氏を供養した。 最後は、上人らが参列者一人ひとりの体に撰経をあてて、体に依る死霊、生霊、野弧、疫神、呪詛、の五段の邪気を払うと共に法華経、撰経の功徳を得ていた。
2019年3月28日 AM 9:35
名湯榊原温泉にあり、4月4日に創業100周年を迎える「湯元榊原舘」=津市榊原町、前田諭人社長(29)=が、100周年記念グッズとして、「枕草子」の一部、同温泉をたたえた文などを平安かなで染めた入浴用タオル「榊原ゆあみ草子」を東京大学温泉サークルOKR(おける)=高舘直稀代表(21)=と共同開発した。
製造したのは津市の老舗「おぼろタオル」。平安がなが藍・小豆・赤・橙の4色の美しいグラデーションで染められていて、乾いている状態ではおぼろげで、水に濡れるとくっきりする。
OKRによるライトノベル調の現代語訳などが書かれた、耐水性のある巻紙付き。枕草子を気軽に読みながら15分間入浴することで、心身の癒しになればというグッズ。
19日に同舘で記者発表が行われ、OKRに共同開発を提案した同舘の前田幹弘会長(60)は「若い感性と知識の豊富な東大生の感覚で、訳してもらいました」、高舘代表は「榊原舘で入浴し、ぬるめと熱めのお湯に交互に入り長湯できるのが特徴だと思いました」。
タオルは非売品で、好評の場合は販売を検討する。同舘が所定のプランの利用者などに贈呈。また抽選で100名にプレゼントする。応募は葉書で。4月4日~6日の消印のみ有効。問合せは同舘☎津252・0206。
2019年3月28日 AM 9:27