四日市市長 昭和47年に行われた三重大学初の公開講座の受講生によって翌48年に創設された「都市環境ゼミナール」=伊藤達雄会長=が4月20日、同大で例会として記念講演会を開催。四日市市長の森智広氏が、「四日市市の存在感の醸成~四日市市の将来展望について~」をテーマに語った。
森市長はまず四日市市の歴史を紹介。戦後に軍需工場からの転換が図られ、コンビナートが立地され経済が発展したが、公害が発生。その後、産業発展と環境改善が両輪で成し遂げられてきたことなどを話した。
続いて市の現状について、全国的に人口が減少している中、市内の産業が活況のため就業目的の単身の20代が多く流入していて、昨年、自然減を社会増が補い8年ぶりに人口が増加したと説明。
一方、アンケートで、「四日市市への愛着はあるけど誇りはない」「人におすすめできるかどうかは微妙」という市民意識が明らかになっているため、市民の誇りを醸成していかなければならないとした。
最後に市の未来について、リニア中央新幹線が東京・名古屋間や大阪まで開通することを踏まえ「名古屋圏でいかに存在感を醸成していけるかがポイント。東海3県の人口30万人以上の都市の中で、四日市市は人口規模は7番目、税収は4番目だが市民一人あたりの税収は3番目。ポテンシャルはあるので、名古屋に次ぐ2番、3番目の都市になっていくんだという気概を持って市政運営をしていかなあかんなと思っています」と語った。