竹島実行委員長、大倉副実行委員長と入賞者たち

竹島実行委員長、大倉副実行委員長と入賞者たち

山本日本語教育センターを支援する会(岩澤理夫会長。会員11名、賛助法人6社)は、今年も5月25日土曜日18時からカンボジアシェムリアップの山本日本語教育センター内で、同会が主催する「第10回日本語スピーチ大会・表彰式」を開いた。記念すべき10回目の今年も非常にレベルの高い日本語スピーチ大会となった。
尚、今年は山本日本語教育センターから2名、カンボジアのプノンペンで開かれる本選に出場することとなり、支援する会は「10年間、この大会を続けてきて良かったと感じる」と話していた。
カンボジアは、この10年間で経済成長が著しく、シェムリアップ市内でもショッピングモールなど大型の開発が行われ、道路には高級外車が目立つようになり、ホテルも多数オープンした。
「今後、観光産業において、日本人観光客に対して日本語でサービスできるスキルを身につければ自立した収入を得るチャンスが増える。さらに日本で働くカンボジアの生徒が日本語を通じて日本の文化に触れ、自立する事がスピーチ大会の重要な目的のひとつ」とも話す。
同会では、今年10回という節目を迎えるにあたり、この事業を来年の第11回目より津市高茶屋小森町の㈱マツオカ(松岡宏代表)に移管して行う。
尚、同社では、「山本日本語教育センターを卒業した日本語の堪能な生徒を社員として雇いたい」としている。
山本日本語教育センターの飯井センター長は「10年に渡り、カンボジアの日本語教育に支援していただき心から感謝を申し上げる。スピーチ大会を通じて日本語を習得し、ホテル、観光ガイドなどで自立している卒業生が400名を超えました」と同会に対して感謝の意を表した。
表彰式では、優勝1名、準優勝1名、3位1名、特別賞2名、会長賞1名、㈱マツオカ賞1名にメダル、賞状、記念品(自転車、ソーラ腕時計など)、参加者60名全員に2000円分のお菓子のセットが贈呈された。