氷の塊からスワンを彫り出している生徒

氷の塊からスワンを彫り出している生徒

津市大谷町、津駅西口前の大川学園・三重調理専門学校のグランドで3日、氷細工を制作する特別実習が行われた。
パーティー料理の装飾に欠かせない氷細工をプロから学び、学生に氷の持つ特性を知ってもらおうと、氷細工のプロとして活動する津氷彫会の講師3名を招いて毎年行われているもの。
最初に津氷彫会のメンバーがのこぎりやノミといった道具の使い方を指導。同校2年生コースの1年生と1年生コースの計37名の学生たちが6グループに分かれ、氷の塊から2時間ほどかけて、ハープやエンゼルフィッシュ、スワン、鷹などの形に彫り出した。
初めは緊張気味だった学生達だが、調理師を目指すだけあって、すぐに慣れ、軽快な道具さばきで見事に彫り上げた。
また、大川幼稚園の園児達が、制作中の彫刻を見学。「きれい!」「冷たいねぇ」など、大いに喜んでいた。