美杉八知小田、願音寺五神名碑5 本紙7月25日号で津観光ガイドネット西田久光会長と吉村武司副会長のコンビが今年3月まで3年半余にわたり県内全域を調査した結果をまとめた『三重の社日信仰の今』が刊行されたことを報道したが、その記事がきっかけで新情報が寄せられ、早速現地調査を行い、天保5年(1834)建立の五神名社日碑(六角柱)であることが確認され追補資料として同著に挟み込みを行っている。
西田会長に情報を寄せたのは津市新町在住の堀田房子さん(71)。息子の真行さんが住職をしている津市美杉町八知小田の浄土宗願音寺本堂裏山の十一面観音石祠や山神碑などが並ぶ削平地に五神名碑があり、自分なりに調べたがどういう碑か判らず気になっていたとのことで、7月28日、案内役を買って出て西田・吉村コンビと共に現地へ。小田は20数軒の小集落だが、数名のお年寄りも集まってくれ聞き取りも行った。
社は土の神、社日はその祭祀を行う日のこと。元々は古代中国の皇帝が宮城で行った祭祀だが、天明元年(寛政元年再版)京都の民間学者が土の神、農耕神の祭祀として日本風にアレンジした提唱本『神仙霊章春秋社日醮儀』を出版。関東・中国・四国・九州などに五神名社日碑や簡易型の社日碑の建立、祭祀が広まった。西田会長らは八知の仲山神社本殿玉垣内で全国でも7番目に古い天明8年2月に建立された五神名碑を発見したのを機に、県内全域調査に取り組んできた。
願音寺裏山碑は県内60例目で美杉では4例目。五神名社日碑では34例目。建立紀年銘がある社日さんとしては県内7番目に古い。
『三重の社日信仰の今』は、アスト津2階の津市観光協会事務局内にある津観光ガイドネット事務局で頒布(2千円)しているが、既に入手された方についても同事務局で追補資料を配布している。
問い合わせは西田、携帯090・3933・6061へ。

美味しくできました!

美味しくできました!

7月31日、三重県総合文化センターで、レストラン東洋軒と姉妹店のリズカフェによる夏休み特別企画『キッズ料理教室』があった。
次代を担う子供たちに自らの手で料理をつくる喜びと食べる楽しさを感じてもらい、料理の世界に興味を持ってもらうきっかけになればと開催。今回で8回目。小学生30名が参加した。
今回、挑戦したメニューは「冷たいトウモロコシのスープ」と、「ポテトサラダ」「鶏モモ肉のからあげ」の3品。可愛いコックコートとコック帽を身に付けた参加者たちは複数のグループに分かれ、調理を行った。
両店スタッフの優しく丁寧な指導を受けながら子供たちは茹でたトウモロコシをミキサーにかけたり、 包丁で切ったニンジンやハムをふかふかなジャガイモと混ぜたり、鶏肉に下味をつけるなどに挑戦した。
最後は試食タイム。プロならではの美味しくつくるコツを聞きながら、調理しただけに味は格別。子供たちは満面の笑みで料理を堪能した。
また、参加者一人ひとりに、自慢の料理と一緒に撮影した顔写真入りの修了書が手渡された。

7月28日、津市芸濃町椋本の特別養護老人ホーム「げいのう逢春園」で芸濃い劇団「燦」が慰問公演を行った。
同劇団は芸濃町をその名の通り、芸能文化に理解の深い、関心の高い町にすることを目的に昨年結成。現在は4歳から75歳までの52名が所属。その8割が芸濃町在住。
芸濃町の雨乞い伝説を盛り込んだ劇を披露し、お年寄りたちも喜んだ。
劇団創立1周年記念公演を8月18日㈰(①部14時②部19時)、津市芸濃総合文化センターで開催。入場無料。演題は「この丗のような夢芸濃編」。①部は前述の雨ごい伝説の話、②部は江戸川乱歩の妄想が織りなす物語。☎津265・6000。

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