2019年9月

帰宅して車を駐車場に入れようとしたら、そこに人がいた。うちの駐車場で何をしている?手前で停車して、今から駐車場に入ることをアピールしたが、その人は気づかない。我が家に用があるわけではないらしい。向こうを向いて何かに集中しているようだ。
「すみませーん」車の窓を開けて、私は声を掛けた。でも振り返らない。小さくクラクションを鳴らしてそろそろと車を進めてみたが、それでも気づかない。しかたがないので、そのまま待った。待って観察を始めた。
少年のようだが若い女らしい。背はかなり高い。ショートの髪で半分隠れた耳に何か見える。イヤホーンだ。だから聞こえないのだと納得した。
待つこと数分。女は私の車を振り返ることもなく、道に出て向こうに歩き始めた。最後まで、自分が邪魔をしていたことに気づかなかったようだ。
何も謝ってほしいわけではないけれど……と考えた。あまりに無防備に過ぎると思ったのだ。すぐそばまで車が来ていたのに、気づかないなんて危険ではないか。世間には若い女を狙う悪いヤツもいるだろうし、ひったくりのターゲットになるかもしれない。
イヤホーンを付けてスマホに見入ったら、そこは自分の部屋と同じだとでも思っているのだろうか。道端はそんなに安全ではない。せめて片耳はイヤホーンを外して周りを見なさい。     (舞)

津市内13のガイド団体でつくる「津観光ガイドネット」などが「JR名松線 沿線ええとこめぐり4」の秋バージョンを催す。内容は次の通り。
◆10月16日㈬=「井関石あれこれ─石切場跡地─」。集合・受付場所は2ケ所=①一志総合支所9時30分②JR井関駅10時。コースは徒歩約6㎞。
◆10月30日㈬=「紅葉の若宮八幡宮~みそぎの滝」。JR伊勢奥津駅前に8時50分~9時10分集合・受付。徒歩約5㎞。
◆11月20日㈬=「紅葉の家城ラインを歩く」。JR家城駅前に10時15分集合・受付。徒歩約3㎞。
▼申込方法=往復葉書で〒514─0009、津市羽所町700、 アスト津2階 津観光ガイドネット「名松線」係へ。
往信用葉書の裏面に参加者の住所・氏名・☎・参加希望する月日を記入、1枚の葉書で3人まで申込可。
各開催日の14日前必着。定員は各回50名(先着順)。
申込後、返信葉書で指定の口座が知らされ、弁当・土産代1500円を振り込み、エントリー完了。振り込み手数料は申込者負担。キャンセルの場合、返金不可。
▼定員=各回50名。
▼参加特典=オリジナル缶バッジ進呈
▼問い合わせは同協会内の津観光ガイドネット☎津246・9020。

松井周(写真 平岩 亨)

松井周(写真 平岩 亨)

村田沙耶香(写真 Sayo Nagase)

村田沙耶香(写真 Sayo Nagase)

16日(月・祝)13時~、三重県総合文化センター生涯学習センター4階大研修室で芥川賞作家・村田沙耶香と岸田賞作家・松井周のトークイベントが催される。入場無料。主催=三重県文化会館。
松井さんと村田さんが、共同原案を元に演劇と小説をそれぞれ発表するプロジェクト「 inseparable(い ん せ ぱ ら ぶ る )」の関連企画。12月14日・15日に同センターで演劇「inseparable(いんせぱらぶる)変半身(かわりみ)」が上演される。inseparableは、「切っても切れない」という意味。
16日は、2人が12月の演劇に向けた取材や執筆合宿についてトーク。創作秘話や、作家の素顔が掘り下げられる。
村田さんは1979年、千葉県生まれ。玉川大学文学部芸術文化学科卒。03年、『授乳』で群像新人文学賞(小説部門・優秀作)受賞。09年『ギンイロノウタ』で野間文芸新人賞、13年『しろいろの街の、その骨の体温の』で三島賞、16年『コンビニ人間』で芥川賞受賞。『コンビニ人間』は累計発行部数100万部を突破した。
松井さんは72年東京都出身。96年劇団「青年団」に俳優として入団後、作家・演出家としても活動を開始する。07年『カロリーの消費』より劇団「サンプル」 を旗揚げ、青年団から独立。11年『自慢の息子』で第55回岸田國士戯曲賞を受賞。16年『離陸』でKuandu Arts Festival(台湾)に、18年『自慢の息子』でフェスティバル・ドートンヌ・パリ(仏)に参加した。
問合せ、申込先は三重県文化会館チケットカウンター☎津233・1122、FAX津233・1106、メールkenbun@center-mie.or.jp(件名に「プレトークイベント申込」と明記)。
申込は先着順。

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