「偉人遺産と乱歩の妄想~龍はどこ」の一幕

「偉人遺産と乱歩の妄想~龍はどこ」の一幕

2日、津市芸濃総合文化センターで芸能文化による地域おこしを目的とした地域劇団「芸濃い劇団 燦」が、芸濃町の伝説や歴史を下敷きにした「この丗のような夢芸濃編」の「雨乞い伝説序章~龍の鱗」と「偉人遺産と乱歩の妄想~龍はどこ」を上演した。
芸濃地域文化祭の一環。劇団の母体は「芸濃町を芸濃い町にする会」。同町椋本出身で東京で活躍してきた文筆家の伊藤裕作さんが地元の仲間と設立。日本で唯一の「げいのう」の名前を生かした地域づくりをめざし、東京の様々な劇団の公演を誘致するなど質の高い実演芸術を鑑賞する機会を創出。その次の段階として生まれたのが、芸濃町在住・在勤者による同劇団。現在は役者や裏方を含め、小学生から高齢者まで50名以上が所属。
「雨乞い伝説序章~龍の鱗」は、芸濃町の長徳寺に伝わる伝説や横山池の完成にまつわる話などが盛り込まれた作品。
「偉人遺産と乱歩の妄想~龍はどこ」は、三重県出身の文豪・江戸川乱歩の作品「パノラマ島奇譚」が、巨大な摩崖仏が並ぶ石山観音、大金を費やして横山池を造成した駒越五郎八、伊勢茶の輸出で財をなした駒田作五郎をモデルに書かれたのではという伊藤さんの推論をベースにした作品。
団員たちの生き生きとした演技に観客たちから盛大な拍手が送られた。