若手の創業者への手厚いサポートを行う「もちいどの夢CUBE」を見学

若手の創業者への手厚いサポートを行う「もちいどの夢CUBE」を見学

キトラ古墳壁画体験館 四神の館で説明を受ける原田部会長(右)

キトラ古墳壁画体験館 四神の館で説明を受ける原田部会長(右)

津商工会議所社会文化部会(原田陽介・部会長)は、10月10日から2日間、毎年恒例の県外視察見学会を行った。
中心市街地の空洞化は全国共通の問題だが、全国には斬新な発想と、行政や市民、商業者が協働して商店街や中心市街地の活性化に成功した事例があり、同部会は毎年、そんな成功例を視察して情報を収集し、津市のまちづくりや賑わい創出に生かせるヒントを勉強している。現在までに北陸4県、岡山県、四国、長野県などを視察した。
今年は、新たな時代の幕開けとなった令和元年に因み、日本の発祥の地と言ってもいい奈良県明日香村を訪れた。
初日は、今年7月23日に国宝に指定された特別史跡キトラ古墳壁画(7世紀末~8世紀初頭)と石舞台古墳を見学。古代のロマンに触れると共に日本人としてのアイデンティティを再確認した。 続いて訪問した奈良市役所では、観光戦略課職員から同市の観光施策についての講話を受けた。
翌日の午前中は奈良市餅飯殿町の「奈良もちいどのセンター街」へ。大型店の撤退に伴う商店街の空き店舗対策として、商店街自らが土地を購入し、インキュベーション施設「もちいどの夢CUBE」を作り、若手の創業者への手厚いサポートを行うことで商店街活性化や空き店舗減少に成功した。
午後からは同県大和高田市の片塩商店街へ。商店街の方向性を「お年寄りに優しく、元気になる商店街」と定め、新たに設立したまちづくり会社による空き店舗への出店交渉の仲介や、高齢者の健康維持や交流の場を提供する「片塩わかがえりーな」を設置し、商店街への集客、空き店舗減少を成功させた。
一行は地元の食材を使った食事も楽しみ、帰津した。

三重県社会福祉大会の式典の様子

三重県社会福祉大会の式典の様子

10月16日、『第68回・三重県社会福祉大会』が行われた。主催=三重県社会福祉協議会、三重県共同募金会。
これは県内の民生委員・児童委員、社会福祉施設、社会福祉団体、協同募金運動関係者や地区の功績を称え、表彰状や感謝状を贈る催しで、年に一度開催されている。
冒頭、県社協の井村正勝会長は「少子高齢化が進行し人口減少が進む中、地域共生社会の実現のために様々な取り組みが進められている。県社協でも、地域共生社会の実現を重点項目に挙げ、地域福祉活動支援計画と強化発展計画の第4期計画の抜本的な見直しを行っている。皆様とこれまで以上に連携し、地域福祉の向上に努めていきたい」と挨拶。
民生委員・児童委員功労者47名、社会福祉施設功労者36名、社会福祉団体功労者19名、社会福祉共助者2名、福祉共助団体1団体。
さらに共同募金運動奉仕功労者6名、共同募金運動優良地区・団体14団体、共同募金運動篤志寄付者18名19団体、共同募金運動特別協力者功労7団体に表彰状と感謝状が贈られた。

挨拶するゴルフコンペ実行委員長の原田さん

挨拶するゴルフコンペ実行委員長の原田さん

10月30日、津市一志町井生の伊勢中川カントリークラブで、津城復元の会=西田久光会長=による「チャリティゴルフコンペ」が催された。
同会は、津城の復元を目的に、津市のふるさと納税「ふるさと津かがやき寄附」の利用の呼び掛けや募金活動、復元資金造成ライブなどを行っている。9月末現在で延べ1万9500人から、3313万円余の寄附金が寄せられている。
コンペは、同会顧問で実行委員長を務める原田日出夫さんの発案で今回が4回目。参加者140名が参加した。
プレー後のセレモニーで、原田さんは「年々、参加者が増えて嬉しい」と挨拶。続いて、西田会長が「津城北側の総工費は6億円だが、まずは第一目標の1億円を目指したい」と呼び掛けた。
今回は参加費の一部と会場募金などで17万7360円が集まった。この浄財は翌10月31日、西田会長の手で津市財政課へ届けられた。

[ 7 / 11 ページ ]« First...56789...Last »