10月下旬まで展示された御所車の柄の布

10月下旬まで展示された御所車の柄の布

津市榊原町にある湯元榊原舘のロビーで、和裁講師の宇留田敬子さん(81、松阪市嬉野黒田町)と生徒の垣内雅子さん(68)が、9月下旬~10月下旬まで、御所車(昔の貴人の乗り物)の雅な柄の着物の布などを展示した。
その後、10月下旬に作品を入れ替え、今月末まで、「歓ぶ布たち」と題して、明治・大正・昭和時代の布や、昔の着物を生かして制作したミニ着物、人形などを展示している。
宇留田さんは、自宅で和裁教室と、日本の伝統・着物の文化を語り継ぐまちかど博物館「長閑(のどか)」を運営。
湯元榊原舘での展示は7年程前から行っていて、「歓ぶ布たち」には日本橋と富士山の柄の着物など、色とりどりの布が出品されている。また垣内さんが古布で制作した、秋の月夜に雅楽を奏でる楽人と殿様、月をイメージした毬などの小物もあり、来舘者の目を楽しませている。
「30代、40代の男性も展示に興味を持って質問してくれて、嬉しいです」と宇留田さん。

11月18日10時~14時、大門大通り商店街内の大門交差点から津観音の仁王門前までの通りで、第2回「大門てづくり市」が開かれ、多くの来場者で賑わった。
津観音の境内で毎月18日に開かれている「津観音縁日マルシェ」と連携して行われているもので、津館音や同商店街の賑わい創出が目的。
懐かしい昭和の音楽が流れる中、骨董品や小物、子供服、野菜や花などの出店に加え、同商店街の店舗も参加、計9軒が来場者を出迎えた。
今回の出店者は、ろまん工房・龍の里・喜龍・雑貨の郷・あのつ画廊・まるさフレッシュ・とらや本家・弁慶うどん。  尚、同商店街では次回12月18日の出店者を募集している(小雨決行)。
出店に関する問い合わせは、大門大通り商店街振興組合☎059・223・0090。FAX059・229・4868。

津市久居中町134─35の和紅茶(国産の紅茶)をメインとする紅茶の店「茶寮 多喜」=店主・増田多喜子さん=では、併設のギャラリーで12月22日㈰まで、古布などで作った和小物の「お正月展」を開催中。
長崎県佐世保市近郊でギャラリーを運営する森園美智子さんの協力で、季節ごとに行っている作品展の一環。
来年の干支・子(ねずみ)にちなんだ置物や、鏡餅、羽子板などお正月向けの作品を展示・販売している。
同店では、「近年の和紅茶の品質の向上は目覚ましいものがあります。当店で、各地の和紅茶と珍しいネパール紅茶をお楽しみください」としている。
営業時間は10時~16時、水・木曜定休。12月8日㈰と15日㈰は紅茶の研修などのため休業。
駐車場は店向かいのNO.1、2と店舗の奥。
問い合わせは☎059・256・3135。

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