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2020年1月
『姫マツタケ』で知られる、きのこ研究の専門企業㈱岩出菌学研究所は2月8日㈯9時半~11時頃まで(受付9時~)同社敷地内野外=津市末広町1│9号=で、第14回「親子きのこ教室」を開くにあたり参加家族を募集中。雨天の場合は翌日(2月9日)に延期。後援=㈱シエン。
きのこの栽培を通じて〝食育〟に役立ててもらうのが目的。毎回定員一杯になる人気企画。今回も親子で協力してシイタケ菌の種駒の植え付けを体験する。参加費は1家族税込で1000円。帰りに「菌のまわったシイタケの原木」と「ナメコの菌床ブロック」がもらえる。募集数は25家族(大人のみ・子供のみの参加は不可)。定員になり次第締め切り。軍手・かなづち・原木が入る大きなビニール袋(ごみ袋2枚程度)を持参のこと。
申し込みは、電話、メールkinoko@iwade101.comで参加者全員の氏名(ふりがな)・性別・年齢・住所・電話番号を明記して送信。野外のため防寒に適した服装を。
問い合わせ・申し込みは同社☎津228・5786(平日8時半~17時まで受付)。
2020年1月9日 AM 4:55
発達障害のリアルを当事者・専門家らが語る対談連載。発達障害は、生まれつき脳の発達が通常と違うために幼いうちから現れる様々な症状。出生率は数十人に一人と言われる。前回に続き、発達障害者の言葉・コミュニケーション能力の支援を当事者の母・亀田佳子さん、特別支援学校教諭の石井幸仁さんが語る(敬称略)。
亀田 息子の知的レベルから考えて、小学校時代は当初、学校や家での一日の流れすら意味理解していなかったと思います。コミュニケーションを学ぶ前に、学校に行く意義を分からなきゃいけないから、朝の会などの絵や、全ての教科書の写真を用意し、先生にお願いして毎日、時間割に合わせ教室内に提示してもらいました。家でも、登校前や下校後の予定を毎日、視覚的に伝え続けました。各活動の「終わり」が分かることで、一日の流れも分かっていくのではと考えたからです。
その結果、息子は一日の流れがあるということを、徐々に、なんとなく理解したようです。
石井 適切なコミュニケーションの積み重ねによる効果ですね。
亀田 そうですね。そうやって幼い息子は、身の周りの、訳の分からないことだらけだった世界のことを徐々に理解し、絵カード・写真・筆談で意思を伝えようとするようになりました。
当時はそれで癇癪の回数が減り落ち着いてきたのですが、成長するにつれ語彙が増え、感情も複雑化して、言いたいことが増えています。表現するための写真などを増やしているのですが、数が多すぎて追いつかない。そのため私と息子の間で意思疎通ができないということが日々起きて、葛藤があります。
石井 子供がこれをしたいという願いを伝えてきたときに、いつ叶えられるか見通しを伝えず、「今はだめ」などと否定するだけだと、子供は不安になり確認行動に走る。例えばジュースが飲みたいのにいつ飲めるのか分からないと、「ジュース!」と連呼したりします。
私が以前小学部で担任したある児童は、言葉を話せるんですが当初は全く自分の意思を伝えず、授業にも参加せず走り回っていました。しかし「PECS」を活用し見通しを示して指導したところ、1時間の授業の中で目的を持ち、終了時間まで参加できるようになりました。そして集中し参加できる授業が増えて、最終的には、3週間後の卒業式で好きなDVDを観るのを目標にして3週間も頑張ることができたんです。このとき「子供は、良き見通しがあり、学習を積み重ねることができて、安心感があれば頑張れるんだ」と実感しました。
亀田 私も、肯定的に話すことを心がけています。子供の問題行動には、きっと理由がある。例えば延々と手を洗っていて、理由は石鹸を使い切ってしまいたいからとか。だったら石鹸を小さくしてあげたら済みますよね。子供の言動の理由を色々な視点で考えて安心させてあげることは全部、親と子供のコミュニケーションになります。
発達障害などの障害がある子や、障害の程度が重い子も、上手く表出できないだけで色んなことを考えたり思っていることを皆さんに知ってほしい。障害がある子も、自分に合うツールを使えばコミュニケーションできる能力はきっと持っていると、私は考えています。
(第3回終わり)
2020年1月9日 AM 4:55
津市南が丘団地内刻字工房『有石』及び『紀平有石印章』を拠点に国際的に活動する刻字作家・有石さんが、ここ1年ほどで出展した作品を紹介。
有石さんは現在までに毎日書道展刻字部審査部長・総務部長・陳列部長、国際刻字公募大展審査員・日本刻字展審査部長を歴任。現在、毎日書道展審査会員・(公社)全日本印章業協会主催全国印章技術大競技会審査員を務める。
▼公募・第38回日本刻字展(1月20日~26日・東京都美術館)…「忘レエヌヒト」=16㎝×23㎝・女性の視点から古代文字とカタカナで恋文を描くシリーズ。同シリーズでの有石さんの雅号は惠壽子。
▼第71回毎日書道展(7月10日~8月4日・国立新美術館)…「神木(祭神如神在)」=サイズF4・額の中にアクリルと桂の木を組み合わせて彫り込んだ最新の手法による表現で斬新さを感じる作品。
有石さんは、昨年7月、10年ぶりの個展を三重画廊で開催。当初の予想を大きく上回る反響があり、特に大きい作品を除き完売となった。
購入者から「先生の作品をひとつは持っていたい」と言われ、身の引き締まる思いがしたと話す。早速、令和4年12月には刻字家 有石展の開催も決まり、小品を中心に20数点を出品するという。また、完結版・惠壽子の古代文字で恋文シリーズも出品する。
2020年1月9日 AM 4:55