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2020年2月
時間は16時頃。11月は日も暮れるのも早く、帰りの時間も考えると今日のゴールは、伊勢自動車道の久居インターに決めた。現在、津市久居烏木町なので、目と鼻の先ということだ。
今日のスター 時間は16時頃。11月は日も暮れるのも早く、帰りの時間も考えると今日のゴールは、伊勢自動車道の久居インターに決めた。現在、津市久居烏木町なので、目と鼻の先ということだ。
今日のスタート地点の雲出本郷町交差点から、ゴールである久居インターまで距離にすると、おおよそ6㎞。ここからちょうど1㎞ほどだろう。正直なところ、もう少し進みたかったが、今日は慣らし運転ということで欲張らない方が良いだろう。
以前歩いた国道163号は、山間の集落をずっと進むため、「山の道」というイメージが強かったが、対する国道165号はのっけから街中を進んでいる「街の道」というイメージ。もちろん、この先でそれは変わるがこれまでの区間では少なくともそうである。
このあたりから久居インター周辺にかけて全国展開する飲食チェーンやショッピングセンターなども出店しており、現在の165号も久居地域のメインストリートと呼ぶにふさわしい存在になっている。
烏木町から、久居インターに着くまでは、あっという間。伊勢自動車道の高架の手前を今日のゴールに到着した。この高速道路は、名古屋や大阪につながる東西名阪自動車道や、京都方面につながる新名神と連絡する三重県の大動脈。今も日本に住む人々の心の拠り所である伊勢神宮への参拝者が全国から数多く利用する現代版の参宮街道。
70年代中頃からしばらく伊勢道が久居インターまでしか開通していなかった頃には、国道165号経由で国道23号まで出るのが容易で、利便性の高い久居インターで降りる車が多かったという話を聞いたことがある。私自身はその当時のことを全く知らないが、短い期間とはいえ、全国の人たちがこのインターから乗り降りするために、165号を利用していたと思うと感慨深い。道路の歴史は、人類のブレイクスルーの歴史。ヒトとモノの流れは、道路によって支配されている。この話もそんな歴史の一幕。私は、そんなことを考えながら、曇り空に浮かぶ高架の手前で、きびすを返し、旧国道165号(県道24号)をたどり、帰路へとつく。
一昔前までは、こちらが久居のメインストリートだった。時の流れを遡っているような気分を味わいながら、次回の行程に思いを巡らせる。伊勢道の高架から青山峠のふもとまで行くのは絶対条件。時間があれば、峠を越えてみたい。
気が付けば、一本松があった場所の付近にある友人宅に到着。この企画のことは伝えてあったので、快く私の車の停めてある場所まで送ってくれた。
距離は短いとはいえ、それなりに疲れていたので歩いて今日の行程を遡るのはさすがに辛い。友情に感謝である。(本紙報道部長・麻生純矢) ト地点の雲出本郷町交差点から、ゴールである久居インターまで距離にすると、おおよそ6㎞。ここからちょうど1㎞ほどだろう。正直なところ、もう少し進みたかったが、今日は慣らし運転ということで欲張らない方が良いだろう。
以前歩いた国道163号は、山間の集落をずっと進むため、「山の道」というイメージが強かったが、対する国道165号はのっけから街中を進んでいる「街の道」というイメージ。もちろん、この先でそれは変わるがこれまでの区間では少なくともそうである。
このあたりから久居インター周辺にかけて全国展開する飲食チェーンやショッピングセンターなども出店しており、現在の165号も久居地域のメインストリートと呼ぶにふさわしい存在になっている。
烏木町から、久居インターに着くまでは、あっという間。伊勢自動車道の高架の手前を今日のゴールに到着した。この高速道路は、名古屋や大阪につながる東西名阪自動車道や、京都方面につながる新名神と連絡する三重県の大動脈。今も日本に住む人々の心の拠り所である伊勢神宮への参拝者が全国から数多く利用する現代版の参宮街道。
70年代中頃からしばらく伊勢道が久居インターまでしか開通していなかった頃には、国道165号経由で国道23号まで出るのが容易で、利便性の高い久居インターで降りる車が多かったという話を聞いたことがある。私自身はその当時のことを全く知らないが、短い期間とはいえ、全国の人たちがこのインターから乗り降りするために、165号を利用していたと思うと感慨深い。道路の歴史は、人類のブレイクスルーの歴史。ヒトとモノの流れは、道路によって支配されている。この話もそんな歴史の一幕。私は、そんなことを考えながら、曇り空に浮かぶ高架の手前で、きびすを返し、旧国道165号(県道24号)をたどり、帰路へとつく。
一昔前までは、こちらが久居のメインストリートだった。時の流れを遡っているような気分を味わいながら、次回の行程に思いを巡らせる。伊勢道の高架から青山峠のふもとまで行くのは絶対条件。時間があれば、峠を越えてみたい。
気が付けば、一本松があった場所の付近にある友人宅に到着。この企画のことは伝えてあったので、快く私の車の停めてある場所まで送ってくれた。
距離は短いとはいえ、それなりに疲れていたので歩いて今日の行程を遡るのはさすがに辛い。友情に感謝である。(本紙報道部長・麻生純矢)
2020年2月27日 AM 4:55
津市久居中町134─35の和紅茶(国産の紅茶)をメインとする紅茶の店「茶寮 多喜」=店主・増田多喜子さん=では、併設のギャラリーで3月31日㈫まで、古布などを使った雛祭り展を開催中。
佐世保市近郊でギャラリーを運営する森園美智子さんの協力で季節毎に行っている作品展の一環で、干支のねずみ・ひつじ・さるのお雛様など可愛らしい作品を展示・販売している。「当店では全国各地の和紅茶をストックしています。評判の良い和紅茶と、入手困難な高品質のネパール紅茶をお薦めしています」と増田さん。
営業は10時~16時、水・木曜定休。駐車場は店向かいのNO1・2。
問い合わせ☎059・津256・3135。
2020年2月27日 AM 4:55
発達障害のリアルを当事者・専門家らが語る対談連載。発達障害は、生まれつき脳の発達が通常と違うために幼いうちから現れる様々な症状。出生率は数十人に一人と言われる。心理士の米田奈緒子さん、当事者の母・堀井真由美さんが発達障害を持つ子の居場所作りや余暇活動、親同士の繋がりについて語った(敬称略)。
堀井 平成24年度に始まった「放課後等デイサービス(略称・放デイ。障害のある就学児が放課後や長期休暇中に利用できる福祉サービス)」の施設が多数設立されたことで子供の居場所が家庭以外にもできましたが、施設によってサービスの内容が様々で、療育的なところもあるし見守り的なところもあります。しかも施設の数が多すぎるため逆に自分の子に合うところを選ぶのが難しく、入れてもらえるところにとりあえず入るというケースもあります。親が施設を選ぶために役所に情報収集に行っても市内の施設の一覧表をもらえるだけで、結局自分で一ケ所ずつどんな施設が確認しなければいけません。また以前こんぺいとうの勉強会でも話題になったんですが、親も放デイに子供を預けることに慣れてしまい、子供が18歳を過ぎ、支援が大人対象のものに替わりそれまでと支援内容が大きく変わると途端に慌てる。慌てないためには、本人が家で楽しめる余暇活動が要るよねという話になりました。
こんぺいとうの勉強会に来る人の子供は障害がある子の中でも癖が強い子が多くて、親御さんは子育てに悩んでいます。「うちの子はこうなんです」と子供の特性を説明したら対応してくれる人が世間にはまだ少ないこともあり、在宅で過ごしている子も。そうすると親も負担が大きく、参ってしまう。
一方、ちょっと先を行く、先輩お母さんの話を聞くと、皆さん共通しているのが、独りで頑張っているのではなく味方が沢山いるので、味方は重要だと思います。
米田 一生懸命勉強して真面目に生きてきた人が、大人になって子育てが上手くいかず悲観的になり追い込まれるという例も沢山あります。そういう方が親同士の繋がりを持ち気持ちを楽にしてもらえる場が、こんぺいとうさんだと思います。
実は我が家もそうです。発達障害という言葉が出始めた15年くらい前に長男が診断を受けた時は、私も分からなくて悩んで夫に相談しましたが、考えてみたら、夫も分からないですよね。それで、必死に勉強しました。ただ、家族みんなが特性ある方だし、個性と思って支え合うことが出来たのでそれが差し障りとはなりませんでした。
今も、個性的で周りと上手く馴染めないようなタイプの子たちが集まり「ふにゃ」という若者グループを作って、FACEでパソコンを使いゲーム仕立ての療育プログラムを作っていますが、私は「君たちはシリコンバレーにいる天才のようだね!」と感動の毎日です。その子達は若いのでゲームを作るのがすごく早い。私にはできないことですし、彼らが次世代で活躍してくれると期待しています。
(第4回終わり)
2020年2月27日 AM 4:55