日本料理技能五輪の予選に挑む出場者ら(三重調理専門学校にて)

日本料理技能五輪の予選に挑む出場者ら(三重調理専門学校にて)

ユネスコ無形文化遺産に登録されて以降、世界から注目を集める「和食」。
日本料理に携わる若い調理師の技能レベルの日本一を決める「技能五輪『日本料理職種』」の三重県予選=(公社)調理技術技能センター主催=が8日、津駅西口前の学校法人大川学園・三重調理専門学校で開かれ、県内の出場資格の上限である23歳までの調理師6名と専門学校生3名の計9名が日頃の鍛錬の成果を競った。
競技内容は「小鯛活なます姿盛り」「牛蒡と鴨の小袖焼き」「芋寿司手綱巻き」の3品を制限時間(50分~70分)で調理するというもの。三重県日本調理技能士会の大橋義信会長ら審査員が、料理の出来映えや味、包丁さばき、串打ちなどを審査した。
結果、1位に輝いた湯の山温泉・寿亭の若手職人の古川滉輔さん(23)と2位の松本和也さん(23)=同=、3位の三輪祐馬さん(22)=ホテル湯の本=が11月に愛知県で開かれる全国大会への切符を見事手にした。古川さんは3年連続の全国大会出場となる。
大橋会長は「予選は年々、レベルアップしている。全国大会へ出場することで、そこで学んだ事を自分に生かし、さらに技術が上がっていく。そうやって三重県の日本料理の底上げにつなげたい」と話していた。