悔しさを乗り越え夏の大会を目指す奥田さん

悔しさを乗り越え夏の大会を目指す奥田さん

㈱ジャパンスポーツ運営が運営する津アサヒスイミングスクール(津市西古河町)に通う奥田真由さん(10)は、若手スイマーの登竜門とされる「第42回 全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会」(3月26日~29日開催予定だった)への初出場を決めたが、同大会が新型コロナウィルス感染拡大防止のため中止に。悔しい思いを胸に夏の大会に向け、練習に励んでいる。
奥田さんの出場が決まっていたのは、同大会の200m個人メドレー、50m背泳ぎ。念願の同大会出場を目標に練習に取り組んできたが、今年に入ってから特に調子を上げており、同大会出場の最終選考大会に当たる2月16日、「三重交通G スポーツの杜鈴鹿」で行われた日本スイミングラブ協会の三重地域夏季水泳競技大会で同大会出場への切符を手にした。ベストタイムは200m個人メドレー2分36秒68、50m背泳ぎ33秒67。
奥田さんは同大会での活躍をめざし、練習に打ち込み続けてきたが、コロナウィルス感染拡大防止と政府見解を受け、今月3日に大会の中止が決まった。悔しい思いをにじませる奥田さんだが「今まで積極的に泳げるように頑張っていく」と夏季大会に向けて、気持ちを入れ替えて再スタートを切っている。