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私のパソコンのディスクトップ壁紙は小鳥の写真である。鳥好きの友人から送られてきたジョウビタキなど。友人は野鳥の会に入って、バードウォッチングを趣味としている。
野山を歩いて野鳥を観察するというのは、老後の趣味としてとてもイケてると思う。友人に倣って私も双眼鏡を買った。
家の窓から見えるスズメやカラスを観察してみるのだが、双眼鏡を使うのは思いのほか難しい。あの辺りと見当をつけて構えても、視野に入れることができない。たかがスズメの観察に苦労をしている。
鳥の名前を覚えることも難しい。写真では大きさが分からないし、雄と雌でまったく色が違う鳥もあるし、何より実物はすぐに飛び立ってしまうし。それでもイソヒヨドリは雌雄見分けられるようになった。その辺の駐車場の車の上に止まっていたりする。
この間初めてジョウビタキを見た。山の麓の集落を訪ねた時、民家の石垣の上でこちらを見ていた。黒地に白い紋を置いたような羽で紋付鳥という別名を持つ鳥なのですぐに判別できた。お腹のオレンジ色で雄だと思った。
ジョウビタキは逃げもせず私を眺めていた。コロナウイルス騒ぎで、鳥を見ても鳥インフルエンザを連想してしまうこの頃だけど、生きて動いている野鳥はかわいい。つかず離れずの距離で見つめていた。 (舞)
2020年3月26日 AM 4:55