大川学校長(右)から卒業生へ卒業証書を授与

大川学校長(右)から卒業生へ卒業証書を授与

14日、津市大門の都シティ津5階で三重調理専門学校=津市大谷町、大川将寿校長=の第59期卒業式が行われ、調理1年コース15名、調理・製菓2年コース18名人が巣立ちの日を迎えた。新型コロナウィルス感染拡大を防止するため、恒例の包丁式の中止などの措置がとられた。
大川校長は式辞で「同じ学校の仲間で一緒に卒業を祝えることを幸せに感じています。明日からは皆さんプロです。やはり目指してもらいたいのは、プロ中のプロ。これからも皆さんの飛躍に期待します」と卒業生たちを心から祝福。卒業証書とともに、調理師免許、製菓衛生師免許証などを授与した。
また、成績最優秀の学生に贈られる三重県知事賞は2年生の奥山日出美さん(20)が受賞。奥山さんは受賞を喜ぶとともに「やれることはやろうと色んなことに挑戦し、先生方に教えてもらったおかけでなんとかなりました。今後も色んなことに挑戦していきたい」と話した。

社日神の幟旗を立てる上出区の女性たち

社日神の幟旗を立てる上出区の女性たち

15日、津市白山町山田野の上出区で土の神のまつり「春の社日祭」が行われ、昨年7月、3年半に渡る県内全域調査の結果をまとめ『三重の社日信仰の今』を出版した津観光ガイドネット・西田久光会長らが調査した。
山田野の白山比咩神社(小林裕八宮司)には文政4年(1821)に建立された社日神碑が明治期に移設されている。五神名社日碑の簡易型と目される社日碑には社日・社日神・社日塚などのタイプがあるが、同神社の社日神碑は、同タイプのものとしては全国でも最古級。
上出区では全22軒を4組に分け、伝統的に各組の女性たちが春秋の社日祭を1回ずつ輪番制で担当、2年で一巡する仕組みを取っている。数年前までは参道入口の鳥居に「奉納社日神」の幟旗を立て、境内で餅や菓子をまき、集会所で会食するなど本格的な集落祭祀の形を取ってきた。少子高齢化から現在では当番の女性たちだけで幟旗を立て、神社に米と酒を供え参拝した後、「上出区社日祭」のシールを貼った菓子を集落全戸に配る形に簡略化されているが、津市内で集落として社日のまつりが江戸期より連綿と受け継がれているのは上出区のみである。
西田会長は1月11日、三重の社日信仰についての講演を行ったが、聴講者の一人、松阪ガイドボランティア友の会・伊藤伸一氏から松阪市内の五神名社日碑3基(郷津町・幸生町・西黒部町)の新情報を得て、追加調査を行っており、今回の上出区社日祭と合わせ追補②を作成。『三重の社日信仰の今』を購入済みの人を対象に、津駅前アスト津2階の津観光ガイドネット事務局(津観光協会事務局内)で配布している。
問い合わせは西田携帯090・3933・6061へ。

「春光」 安田やよひ

「春光」 安田やよひ

日本画大門教室(安田やよひ代表)の作品展が4月1日㈬から5日㈰までの10時から17時(最終日は16時まで)、アスト津5階ギャラリー1で開かれる。
同教室は、日本画家の故・橋本綵可氏(1914~2006)に学んだ会員を中心に平成21年に発足。現在の会員数は12名。津市大門の教室で毎月2回、各自が絵を持ち寄り制作している。
会員は、身近な花などの静物、旅行で訪れた先の風景など、次々と新しい題材や技法に取り組みながらお互いに刺激を与えあっている。
描き方を相談したり、教え合ったり、時には雑談に花を咲かせる事もあり、和気あいあいとした雰囲気の中、制作活動に勤しんでいる。今回は2度目のグループ展。会員12名が思いを込め、工夫して描いた個性あふれる作品を展示する。問い合わせは安田さん☎0595・82・2180。

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