2020年3月

「世界自閉症啓発デー」の4月2日㈭、津城跡、亀山城跡、伊賀上野城の3会場で「ライトイットアップブルーみえ」が催される。主催=同実行委。自閉症啓発が目的の恒例イベント。今年はコロナウィルス拡散防止対策として、3会場をライトアップするという内容で実施される。点灯時間は基本的に日没後~翌朝。なお、自閉症啓発活動のボランティアを募集中。
問い合わせはメールでliub.mie@gmail.comへ。

見頃を迎えたミツマタ

見頃を迎えたミツマタ

津市美杉町石名原の山林で、約2㏊の土地に群生する花木「ミツマタ」が見頃を迎えている。
この群生地は、所有者で農林業を営む岸野隆夫さんの父が、昭和30年頃に山林の多目的利用のため植えたもの。数年前に強度の間伐が行われ、日当たりが良くなったためか群生の面積が広がり、ミツマタの丈も伸び、多くが1・5m以上になっている。
岸野さんは「多くの人に山や林業に関心を持ってもらいたい」と一昨年から群生地を一般公開。また同町で、この群生地のミツマタを使った紙すき体験イベントも実施され、新たな地域資源として期待されている。
観賞無料。見頃は4月10日頃まで。付近の道は生活道路で幅も狭いため車の通行不可。伊勢地地域住民センターから群生地まで徒歩約20分。問い合わせは同センター☎津274・0223へ。

私のパソコンのディスクトップ壁紙は小鳥の写真である。鳥好きの友人から送られてきたジョウビタキなど。友人は野鳥の会に入って、バードウォッチングを趣味としている。
野山を歩いて野鳥を観察するというのは、老後の趣味としてとてもイケてると思う。友人に倣って私も双眼鏡を買った。
家の窓から見えるスズメやカラスを観察してみるのだが、双眼鏡を使うのは思いのほか難しい。あの辺りと見当をつけて構えても、視野に入れることができない。たかがスズメの観察に苦労をしている。
鳥の名前を覚えることも難しい。写真では大きさが分からないし、雄と雌でまったく色が違う鳥もあるし、何より実物はすぐに飛び立ってしまうし。それでもイソヒヨドリは雌雄見分けられるようになった。その辺の駐車場の車の上に止まっていたりする。
この間初めてジョウビタキを見た。山の麓の集落を訪ねた時、民家の石垣の上でこちらを見ていた。黒地に白い紋を置いたような羽で紋付鳥という別名を持つ鳥なのですぐに判別できた。お腹のオレンジ色で雄だと思った。
ジョウビタキは逃げもせず私を眺めていた。コロナウイルス騒ぎで、鳥を見ても鳥インフルエンザを連想してしまうこの頃だけど、生きて動いている野鳥はかわいい。つかず離れずの距離で見つめていた。 (舞)

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