2020年5月

長谷川さんが、骨董品や雑貨などを販売する「マルトモ」

長谷川さんが、骨董品や雑貨などを販売する「マルトモ」

津市の大門大通り商店街にある街の駅だいもん内に先月、骨董品・雑貨
などを販売する店「マルトモ」がオープンした。 経営するのは、同市河芸町在住の長谷川智昭さん(80)。長谷川さんはシルバー人材センターに所属し庭木の剪定の仕事をしていて、客先で骨董品のコレクションを見せてもらったのをきっかけに10年程前から自身も蒐集し始め、今では数えきれないほど所有。
骨董品の魅力を、「例えば、焼き物に『元禄元年』と年号が彫ってあっても、本当にその年のものなのか真偽のほどは完全には分からない。そこが面白い」と話す。
剪定の客から、骨董品の目利きや仕入れ先も教えてもらい、フリーマーケットでの販売も実施。そして同商店街のイベントに来場したとき街の駅に空き店舗があるのを知り、開店を決めた。特に好きだという仏像をはじめ、自身のコレクションの一部を販売している。
「気楽に来てもらえる店にしたいです」と長谷川さん。
営業時間は、10時~16時。不定休。
問い合わせは☎090・6337・7815。

辻さん(左)から加太部長に目録を贈呈

辻さん(左)から加太部長に目録を贈呈

5月11日、三重県庁で、三重県と岐阜県のロータリークラブ会員3000人以上で構成する国際ロータリー第2630地区が新型コロナウィルス対策の最前線で戦う医療現場などへフェイスシールド2万枚を贈呈した。
次年度の地区の補助金の一部とメンバーからの募金を使って調達したもので、同地区のガバナーである辻正敏さんと所属する津ロータリークラブメンバーたちが県医療保険部を訪問。辻さんが加太竜一部長に目録を手渡した。加太部長は「大量に必要だが、高価なものなので、大変ありがたい」と感謝した。また、同地区では同日に2万枚を岐阜県にも寄付している。
辻さんは「医療崩壊を防ぐために何か出来ることはないかと検討した結果、飛沫感染を防ぐフェイスシールドに決めた」と説明。国際的な奉仕団体であるロータリークラブが新型コロナウィルスと一丸となって戦っていることなども語った。
フェイスシールドは、県を通じて医療機関などに送られた。

「う結び」を手にする鵜飼さん(左)と杉本さん

「う結び」を手にする鵜飼さん(左)と杉本さん

津市乙部(トラベルラボ内)のおにぎり専門店「はらぺこおにぎり」では、うなぎ料理店・新玉亭とのコラボ商品「う結び」を好評販売中。一個250円。(税込)。
同店は今年1月オープン。店主・鵜飼仁さん(51)が営む旅行代理店の一角で営業している。おにぎりは、津市のつじ農園のたらふく米、奥能登の珠洲の揚げ浜式製塩、江戸前ちば海苔など、全国を旅して美味を味わった鵜飼さんが厳選した食材を使用。鵜飼さんが毎朝丹精込めて握る手作りで、全20種類の中から日替わりで6~7種類を販売。新型コロナウィルスの流行によるテイクアウト需要増を受け、連日人気になっている。
コラボ商品開発のきっかけは「津らしいうなぎおにぎりが食べたい」というお客さんからのリクエスト。鵜飼さんと新玉亭店主・杉本浩也さん(48)とは20年来の仲で家族ぐるみの付き合い。すぐに杉本さんの顔が頭に浮かんだが、近年うなぎは高騰しており、おにぎりの具にすると値段が上がりすぎてしまう。かといって、無理を聞いてもらうわけにはいかないと悩んでいたところに杉本さんから連絡が。話を聞くと、新玉亭も外出自粛で客足が遠のく中、商品開発に取り組んでおり、蒲焼きにする時、形を整えるために切り落としてしまう部位で作った佃煮を手頃な価格で提供するので、是非おにぎりの具に使ってほしいという温かい申し出だった。
まさに友情コラボで生まれた「う結び」。うなぎの佃煮は、おにぎりの米とタレがよくなじみ、うな丼とは、また違う独自の美味しさが楽しめる。口に入れると、米粒とうなぎの身がはらりとほつれ、老舗のタレの深い味わいと山椒の爽やかな風味が広がる。
鵜飼さんは「おかげ様で素晴らしいおにぎりができた」、杉本さんは「柔らかく仕上げたうなぎの佃煮を堪能して頂けたら」と笑顔。
「う結び」の購入希望者は☎059・221・7000か、はらぺこおにぎりHPより予約を。営業時間10時~16時半。休みは日祝など。

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