入門コース講師の平田オリザ氏

入門コース講師の平田オリザ氏

三重県文化会館は、今年も青年団の監修による戯曲アカデミア第3期の受講生を募集する。監修=青年団。集団創作を通じて戯曲の基礎を学ぶ入門コースと、今回は新たに半年間かけてじっくり中編戯曲を執筆する個別指導型のマスターコースの2コースがある。
◆入門コース=戯曲の核となる場所・背景・問題、登場人物、プロット、セリフへと順に書き進め、少人数制のグループで短編戯曲を集団執筆。
最後には書き上げた戯曲を自分たちで演じる。講師は平田オリザ氏。
平田氏は1962年東京都生まれ。劇作家・演出家・青年団主宰。江原河畔劇場芸術総監督。城崎国際アートセンター芸術監督。こまばアゴラ劇場芸術総監督。国学院大学社会学部教授、兵庫県豊岡市に2021年開学予定の国際観光芸術専門職大学(仮称・構想中)学長候補者。日程は8月2日、8月13日~15日の13時~17時。
◆マスターコース=入門コースのメソッドをもとに個人で中編戯曲を執筆。完成戯曲のうち、優れた作品は松井周氏演出、青年団の俳優によって三重県文化会館小ホールでリーディング上演される。講師は松井周氏。 松井氏は1972年生、東京都出身。劇団サンプル主宰。1996年に劇団「青年団」へ俳優として入団。その後、作家・演出家としても活動を開始、2007年に劇団「サンプル」を旗揚げする。『自慢の息子』(2010年)で第55回岸田國士戯曲賞を受賞。日程は10月25日・11月15日・12月13日・1月10日・2月28日の14時~17時。
▼定員と対象
【入門コース】20名程度。※応募者多数の場合、書類選考あり。戯曲執筆に興味があり、今後も演劇を続けていく意欲のある人。
【マスターコース】選考次第。本気で劇作家を目指す人。戯曲アカデミア第1期・第2期のいずれかを修了または第3期の入門コースを受講することが必須。そのうえで戯曲を提出してもらい、選抜する。
▼受講料=【入門コース】一般1万円・30歳以下5000円。【マスターコース】一般2万円・30歳以下1万円。
▼申込方法=所定の申込用紙に必要事項を記入の上、〒514─0061、津市一身田上津部田1234、三重県文化会館「戯曲アカデミア係」へ。メールでの申し込みはkenbun@center-mie.or.jp(件名を「戯曲アカデミア申込」)
▼申込締切=【入門コース】6月30日(火曜日)必着。【マスターコース】9月15日(火曜日)必着。
問い合わせは同会館☎059・233・1100へ。

「好気的脱窒装置を取入れた完全閉鎖型水産システム」 (どんぐりの会が鳥羽市の水産漁業事業所での試験に使用したもの)

「好気的脱窒装置を取入れた完全閉鎖型水産システム」
(どんぐりの会が鳥羽市の水産漁業事業所での試験に使用したもの)

理事長の池田芙美さん

理事長の池田芙美さん

2014年から広域対応型学童保育「どんぐりの家」を運営しているNPO法人「どんぐりの会」=津市戸木町、池田芙美理事長=が、同町に就労継続支援B型事業所「Liberta(リベルタ)」を新たに開設。
東京海洋大学による特許技術「好気的脱窒装置を取入れた完全閉鎖型水産システム」を使用した水福(水産と福祉)連携などで、障害者が自由に職業を選択し「やりがい・生きがい・働きがい」を感じ、幸せな人生を歩むことをサポートしていく。
池田さんは、シングルマザーだった時に息子を育てながら企業で働き、やりがいを感じる一方で多くの苦労や悩みを経験したのをきっかけに、同じように仕事と子育ての両立を目指す人達を応援したいと同法人を設立した。
リベルタ開設のきっかけは、会社員時代、身体障害を持つ同僚が、障害者であるためにPCの高いスキルを生かした仕事を選ぶのが困難という状況を目の当たりにしたこと。
同システムは省スペース・低コスト、簡単な操作で、水産物を陸上養殖・畜養できるもの。水槽や、水産物の病気や死の原因となる「硝酸」を分解する同装置などを備え、水槽の水替えが不要。
リベルタでは近日、幅約2m、奥行1・6m、深さ70㎝の水槽を備えた同システムが屋内に完成予定。利用者はシステムを使い水産漁業者が収獲した水産物を畜養・水質管理することでスキルを習得し、水産漁業者への就職を目指す。水産漁業者の人材不足解消への貢献も期待される。飼育した水産物は飲食店などに販売する予定。
障害がある人のうち一定数いる、水を見たり触ることが好きな人もこの職業訓練の対象。
利用者はこのほか、併設の学童に通う子供のおやつ作りなど、様々な活動を選択できる。
池田さんは「私自身、以前は取り柄や資格がないことに劣等感を持っていましたが、今は好きな仕事をしていて幸せなので、みんなが楽しく働ける事業所にしたいと思っています」と話す。
定員20名。見学を随時受付中。主な対象は知的障害がある人。そのほかの障害の人も利用可能な場合があるため、希望者は相談を。問い合わせは☎津253・1454。

美しく咲くあじさいの花

美しく咲くあじさいの花

津市戸木町の伊勢温泉ゴルフクラブ内にある福祉と環境を融合した花園「かざはやの里」が恒例の『あじさいまつり』を開催中。7月11日まで。
広大な敷地にアジサイ39種7万5千株が植えられており、社会福祉法人・正寿会が運営する障害者施設の職員や利用者も管理を手伝っている福祉園芸の実践の場。
今年は花の発色が例年より良く、青・赤・白と色とりどりの花が咲き乱れており、見頃を迎えている。かざはやの里では「ソーシャルディスタンスを保つことにご協力を頂きながら、花を楽しんで頂けたら」と話している。園内には足湯や屋台も用意している。
入場には利用者たちへ支援費として500円が必要(高校生以下や障害者手帳を持っている人は無料)。開園時間は8時~17時。
問い合わせ☎059・255・5755。

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