「たのしもう。」やまぎわさゆり・作

「たのしもう。」やまぎわさゆり・作

まちかど博物館・表具屋ギャラリー「一期一會」(津市一志町田尻70─4)で7月31日㈮までの*9時~18時(最終日は15時。日祝休)、グループ展「みんなのおうち時間作品展」が開かれている。
新型コロナウイルス感染症に伴い、多くの人が活動を「自粛」することを余儀なくされた3月から5月にかけて、もの作り作家たちも発表や指導の場を失い大変苦しい現状だが、そんな時だからこそ生まれた作品もあるのではないか、ということで、自粛期間中に自宅で創作したものという条件で作品を集めたのが今回の展覧会。15名の作家(晶子・kaorino・北村哲也・倉田岳・齋藤正和・佐野昌之・杉山健一・高橋真珠・西村尚代・藤田りか子・松尾和男・みきなかむら・村田幸一・やまぎわさゆり・LemonT)が出展。
ジャンルは、絵画・写真・押し花・草木染・革製品・詩・木工など。
入場無料(展示作品の販売はない)
◆問い合わせは松尾表具店☎津293・0175。

赤信号で車を停めた時、道路脇の看板に気が付いた。「#コロナ ここふんばりどきやに!」と大きな字。
面白いと思ったので、すかさず写真を撮り、家に戻ってから東京に住んでいる友達に送った。「東京は人が多いから新しい生活様式も大変そう。ここふんばりどきやに。」
すぐに返信が来た。「懐かしい言葉!関東に住んで何十年と経っても、故郷の言葉は忘れない。伊勢弁は柔らかくて温かい。」
伊勢弁は関西弁の系統ではあるが、大阪弁とは違う。関西の中でも京都の言葉に近い感じ。そしてその語尾が「やに」だったり「やん」だったり「なあ」だったりする。人によっては、似非関西弁と思うかもしれない。
名古屋の方の言葉とは、アクセントから違う。距離でなら関西より名古屋が近いのに、言葉が似ていないのは大きな川が人の往来を妨げていたからだろう。
今では橋もかかり、県境を越えて通勤するのも普通の時代。人が混じり合い一緒に仕事し一緒に遊んで、言葉も混じり合い病気も伝染する。
「ここふんばりどきやに。そやに。コロナうつったらあかんに。気ぃつけて生活しやんとなあ。」他所で、そんなふうに伊勢弁を話しても恥ずかしくない。西野カナだって伊勢弁を使っている。伊勢弁どっぷりの私が言っても説得力がないが、伊勢弁はかわいいに。
(舞)

津LC第61代会長の有川勝俊氏

津LC第61代会長の有川勝俊氏

津ライオンズクラブ(以下、津LC。津市丸之内。会員100名)は、役員を改選。第61代会長に有川勝俊氏(63)を選任した。任期は今月1日から来年6月末まで。
LCは、世界21カ国、146万人の会員を誇る世界最大の奉仕団体。毎年、環境清掃活動、薬物乱用防止教室をはじめ、盲導犬育成資金のためのチャリティイベントや、子供参加のスポーツイベントなど様々な奉仕活動に取り組んでいる。創立50周年には、中勢グリーンパークに128本の桜の植樹をして以来、時計台の設置、遊具の寄贈、清掃活動など10年間にわたり取り組んできた。昨年度は、創立60周年記念事業として、同パークでの大規模集客イベントや新たな遊具の設置のほか、寄付活動を行った。
有川氏は、三重水熱工業㈱(津市上浜町2丁目)会長。津LCではPR委員会や薬物乱用防止教室で活動してきた。
同氏は「ここ数年間で社会情勢が大きく変わった。通信手段ひとつ取っても、スマホが普及し、誰もが簡単に瞬時に広く情報が集められるようになった。津LCの活動も変わらねばならない。奉仕活動にしても、今まで以上に地元のニーズに合った取り組みが求められる。
現在は、新型コロナウィルス感染拡大防止で事業がままならないが、我々が今まで取り組んで来なかった分野の奉仕活動とか、他のボランティア団体の活動に参加して様々な知識やノウハウを教えてもらう事も重要。フットワーク良く、フレキシブルな活動ができるようにしたい」と抱負を語った。

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