集まったタオルを仕分けするボランティアた

集まったタオルを仕分けするボランティアた

津市大倉の制服販売業「ナカツ制服」=大門茂社長=を拠点に、市民有志が、豪雨で甚大な被害を受けた熊本県の支援を実施。7月10日・13日・今日23日の3回にわたり大量の物資を2tトラックなどで送るほか、現地の工場で製造された醤油を津市内で販売した。
支援活動のきっかけは茂さんの妻・香里さんが、知人が、現地の声に応えタオルを集めて支援物資として送る活動を自分一人だけで行おう

現地で製造された醤油に、ボランティアが商品ラベルを貼り販売した

現地で製造された醤油に、ボランティアが商品ラベルを貼り販売した

としていることを知り、大量の物資を効率的に集め仕分けする場所として同社事務所を提供したこと。
SNSで呼びかけたところ衛生用品などが持ち込みや宅配便で集まり、大勢のボランティアが仕分けして熊本県芦北町などに送った。
支援物資輸送にあたっては「心を届けやないかん」と考えた香里さん。現地では受け取った物資を細かく仕分けする時間がないことを考慮し、アメニティグッズをセットにして梱包するなどきめ細かい作業を心がけた。
また経済的支援として、現地の工場で製造され、豪雨でボトルが濡れたため洗浄・消毒された醤油を支援物資輸送の際に持ち帰り、販売した。
香里さんは、「私も含め誰でも何らかの支援をしたいと思っているけど、きっかけがないと自分だけでは中々できないので、今回知人のおかげで支援をさせてもらえてありがとうという気持ちです」と話した。
なお、ナカツ制服での支援物資の受け入れはすでに終了している。