タケガワふれあい動物園で、可愛い動物たちに囲まれる竹川さん

タケガワふれあい動物園で、可愛い動物たちに囲まれる竹川さん

松阪市新松ヶ島町の「㈲タケガワ塗装」=竹川直樹代表取締役=の敷地内に昨年5月オープンした「タケガワふれあい動物園」では、クラウドファンディングや募金箱などにより運営への寄付を募っている。
園長を務める竹川さんはもともと動物好きで、最初に飼ったのは犬。動物とは、お互いに対して「無償の愛」を持っているそう。
同園のオープンは、個人的に飼育する動物が亀1匹から始まり、ヤギが1匹、もう1匹と増え、近所の子供達に見てもらおうと思ったのがきっかけ。開園後に飼育動物の種類がさらに増え、現在はロバやミニチュアホース、ヒツジ、ウサギなどが仲良く暮らしている。
最近飼育員を雇用するまで、竹川さん自身が本業の塗装業の合間に毎日動物達の世話をしていたそう。
また来園者に快適に過ごしてもらうため、動物に近くで接するのは怖いと感じる子供も柵の外から安心して鑑賞できるウッドデッキや、車いす対応トイレなどを設置。
この様に充実した施設だが入園料は無料で、本業の収益を運営にあてている。
こうした努力もあって子供連れや、障害者施設利用者も訪れ、土日の来園者数は一日100人に上ることもある人気ぶりだが、新型コロナにより本業の売り上げが下がったため、8月上旬まで「キャンプファイヤー」の公式サイトでクラウドファンディングを実施中。目標金額は500万円で、リターン品は同園にいる可愛い動物たちのステッカーなど。また、同園で、飲み物を無料で提供し〝お気持ち〟として募金してもらうカフェを始めたほか、募金箱も設置した。集まった浄財は将来にわたり動物園を運営するために使われる。
竹川さんは「子供達の笑顔をつくるためにも募金へのご協力お願いします」と呼びかけている。
入園料無料。
開園10時~16時、定休日は水曜。
問い合わせは☎0598・53・9000。「動物園の件」と伝える。
フェイスブックページあり。