IMG_0007 7月14日、津市高野尾町の「高野尾花街道 朝津味」で、津市立高野尾小学校の2・3年生児童14名が海を渡る蝶として知られるアサギマダラのことについて学ぶ三重県総合博物館の出前事業に参加した。
朝津味では、アサギマダラが好む植物であるフジバカマの植栽を行い、飛来スポット化を目指している。アサギマダラの行動生態は、学術的にも注目されていることから、三重県総合博物館と企業パートナーシップ連携事業を行っている。今回の出前授業もその一環。同小学校とも連携し、フジバカマを増やしたり、アサギマダラの観察会などを行っていくが、出前授業は、それに先駆けて行われたもの。
授業の講師は同博物館学芸員の大島康宏さん。大島さんは児童たちを前に、日本国内だけでなく、遠くは海を越えて台湾などへも渡るアサギマダラの生態などをクイズ形式で楽しくレクチャーした。児童たちからも昆虫全般やアサギマダラについての様々な質問が出るなど、大いに盛り上がっていた。
今後、児童たちはアサギマダラの飛来をめざしながら、朝津味のフジバカマ畑の整備を行う。
そして、朝津味では10月の開花期に合わせて再び出前事業を行ったり、観察会などを実施。収穫したフジバカマで、におい袋づくりなども行う予定。