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現在も伊勢木綿の製造・販売を行う唯一の業者「臼井織布㈱」=津市一身田大古曽、臼井成生社長=と一身田中学校PTA=木村悦子会長、さらに同中学校を地域ぐるみで支える「サポーターいちゅう」=岡幸男事務局長=が協働・協創して考案したもので、同中学校生徒会からの「皆が柄が違うマスクを」「中学生用にMサイズを」との要望を取り入れた。今月15日に生徒全員分に相当する約550枚(約50万円)を同校に寄贈する。
伊勢木綿らしいやわらかな風合いのある生地は着け心地も快適で、新型コロナウイルスや、冬の流行が懸念されるインフルエンザの予防に役立てそうだ。
臼井社長は、同校のキャリア教育事業にも熱心に協力しており、昨年から伊勢木綿についての授業も受け持っている。今回のマスクも一般売価の半額で提供した。
ちなみに、残りの半額はPTAとサポーターいちゅうが折半で負担した。サポーターいちゅうコーディネーターの石川正浩さんは「地元の伝統産業を生徒たちに身近に触れてもらういい機会になれば」と話す。
2020年9月10日 AM 4:55
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