2020年9月

スーパーで尾鷲の干物を買ってきた。タチウオのみりん干し。オーブントースターでさっと炙ると甘くて柔らかくて美味しい。
袋を開けようとして、裏に詩のようなものが書いてあるのに気が付いた。「干し魚 カンピンタンの うたうたふ 国の恋ほしさ 妻がふるさと」うーん、よくわからない。
でもカンピンタンの意味はわかった。子どもの頃「カエルのカンピンタン」と言ったことがある。車に引かれたか、道路でカピカピに乾いたカエルの死骸を見つけたときのこと。もう今では使わないカンピンタンという言葉が懐かしい。
尾鷲では干し魚のカンピンタン。あの塩辛くて少し硬いサンマの丸干しにはカンピンタンという表現が似合っていると思う。身をほぐしてご飯に乗せ、お茶漬けにするととても美味しい。昔は安く買えたものだが、サンマの不漁が伝えられる今年は高級品となるかもしれない。
どうもカンピンタンは三重県限定の言い回しらしい。どんな漢字なのかも知らないし、若い人にはもう通じない言葉かもしれない。三重には他にも、ささって、机つり、ぎなぎな、とごるなど、他県に通じない方言がいろいろある。
アラートだディスタンスだと、外来のカタカナ語が増えているのに、方言も標準語も覚えてはいられない。方言は次第に消えていくだろうと思う。
(舞)

会員たちの前で語る浅生さん(安濃中央公民館にて)

会員たちの前で語る浅生さん(安濃中央公民館にて)

14日、津市観光ボランティアガイドネットワーク協議会が安濃中央公民館で研修会を開いた。
同ネットワーク所属の13団体の約60名が出席。三重郷土会常任理事の浅生悦生さんが「津藩、寛政大一揆と村々の動き」を演題に、寛政8年(1796)の津藩寛政一揆について語った。
津藩の9代藩主・藤堂高嶷の時代に、藩財政は困窮しており、均田政策など様々な改革案を打ち出したが、農民の不満を招き、それが一揆の原因となった。
浅生さんは、一揆勢が庄屋宅などの打ちこわしを行いながら、領内を巡った経路、それに対する津藩や久居藩の対応、取り調べや拷問の様子などを詳細に説明。農民たちにとって、決して不利な内容ばかりではなかったが、急激すぎる改革が引き起こした悲しい歴史を紐解いた。 14日、津市観光ボランティアガイドネットワーク協議会が安濃中央公民館で研修会を開いた。
同ネットワーク所属の13団体の約60名が出席。三重郷土会常任理事の浅生悦生さんが「津藩、寛政大一揆と村々の動き」を演題に、寛政8年(1796)の津藩寛政一揆について語った。
津藩の9代藩主・藤堂高嶷の時代に、藩財政は困窮しており、均田政策など様々な改革案を打ち出したが、農民の不満を招き、それが一揆の原因となった。
浅生さんは、一揆勢が庄屋宅などの打ちこわしを行いながら、領内を巡った経路、それに対する津藩や久居藩の対応、取り調べや拷問の様子などを詳細に説明。農民たちにとって、決して不利な内容ばかりではなかったが、急激すぎる改革が引き起こした悲しい歴史を紐解いた。

衝撃にびっくり!シートベルトの効果を体験する児童

衝撃にびっくり!シートベルトの効果を体験する児童

JAF(一般社団法人・日本自動車連盟)三重支部(川喜田久支部長)は11日、津市立藤水小学校で津市が開いた交通安全教室に協力。「シートベルト効果体験車」を持ち込み、児童約40名がシートベルトの安全性を体験した。秋の交通安全運動に呼応して企画したもの。
三重県警によると、昨年の自動車乗車事故の死者29人中、シートベルト非着用者は17人だが、そのうち12人はシートベルトを着用していれば命が助かったと推定している。
当日はJAFが所有する体験車に1年生が交替で座り、時速5㎞の衝突疑似体験。時速5㎞といえども、衝突の衝撃は想像以上。児童らはびっくりしながらも、前方投げ出される身体をしっかりホールドするシートベルトの重要性を実感した。

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