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2020年9月
本当に「片付け」が苦手な人は独りで悩まないで!様々な片付けについての悩みを解決するサポートを行っている「整理収納ディレクターじゅんこさん」の佐治純子さんを紹介。
佐治さんは、依頼者の家まで行き、家の状況(広さや収納スペースなど)や、その家の生活スタイルに合わせた整理収納方法の提案と指導を行う。依頼者は佐治さんと共に定期的に我が家を片付けながら、自分で整理収納するためのスキルを学んでいく。
元々、佐治さんも片付けが苦手だったが、NPO法人ハウスキーピング協会の整理収納を学び、身の回りのものを整理できるようになった。自分と同じように片付けが苦手と思う人たちのサポートをしたいという思いから、2016年に同協会の整理収納アドバイザーの資格を取得。SNSなどで整理収納の情報発信をしていると、徐々に依頼が増えたため、翌年に起業。現在では依頼のある家にいくだけでなく、公明党やライオンズクラブなどで講演活動や企業研修も行っている。
まずは依頼者の話にじっくりと耳を傾け、何を望み、どのように家を片付けたいかを確認。そこから整理をして、家の中に置いてあるものを使うか、使わないかを依頼者に判断してもらい、使う物を使用頻度別に効率よく収納すると喜ばれるそうだ。
そして、新たに飲食店向けサービスをスタート。改善整理コンサルタント協会の資格を取得し、HACCPの考え方に沿った衛生管理を行うため、飲食業の5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)の改善整理をサポート。コロナ禍だからこそ、安心・安全のために必要なサービスといえる。
佐治さんは「身の回りの整理ができると、心の整理にもなり、幸せを感じられるようになります」と笑顔。料金は初回3時間コース1万1千円。津市のプレミアム商品券も使用可能。サービスの内容などの詳細は「整理収納ディレクターじゅんこさん」で検索。
問い合わせは☎080・3618・5659へ。
2020年9月10日 AM 4:55
時刻は12時半前。朝から国道165号を歩き続け、ようやく伊賀市と名張市の県境に差し掛かろうとしている。まだ道路には歩道も路側帯
もない状態が続く。車をやり過ごさなければいけないので、再び感覚を研ぎ澄ます。大型車を避けるときは道路沿いの茂みに身を寄せなければならないのだが、思わず躊躇ってしまう。茂みから道路に向かって飛び出す草の葉や雑木の枝の上を無数の毛虫が蠢いていたからだ。
毛虫は毒針を持っていて刺すと思っている人も多いと思うが、実は毒針を持つ種類はほんのわずか。身近に見かける種類としては、ドクガ、チャドクガ、イラガの幼虫などごく限られた種類で、他の毛虫は毒を持っていない。ただ、鮮やかな緑色と刺々しい姿のイラガを除けば、知識が無い人には見分けづらいため、毛虫とひとくくりにされ、忌み嫌われている。グロテスクな見た目と樹木の葉を食い荒らすなどの害もあるので嫌われているのだが、必要以上に悪者にされている感があって、なんとも不憫な存在でもある。
見たところ、マイマイガの幼虫。生まれたばかりの幼虫は毒を持つが、それなりのサイズにまで成長しているので毒を持っていないと思うが、幼い頃から刷り込まれた生理的嫌悪感も手伝い、できれば触りたくないと反射的に身をかわす。前からくる車と、脇に潜む無数の毛虫に注意を払いながら、安全第一で前へと進んでしばらく。伊賀市と名張市の県境を示す看板が見える。津市から始まったこの旅も、ようやく3つ目の市へ。
名張市に入って少し進むと、のどかな田園地帯が広がっている中に「観阿弥創座の地」と書かれた看板が現れる。この辺りは、室町時代に息子の世阿弥と共に猿楽(現在の能楽)を大成した観阿弥が初めて猿楽座(のちの観世座)を建てた小波田。ここは観阿弥の妻の故郷で、国道165号からもほど近い森の中にある観阿弥ふるさと公園には、立派な能舞台が建てられている。門外漢の私でも知っているほどのビッグネームとの邂逅に胸が高鳴る。
公園に立ち寄り、階段の上にある能舞台のある広場に足を伸ばすが、当然舞台はかたく閉ざされている。観阿弥・世阿弥親子が大成した能楽の神秘的な美しさは、今や日本のみならず、世界中の人々を魅了し続けている。その出発点ともいえる土地がここ。国道を遡る度に、無数の物語が紐解かれていく感覚。ジュブナイル小説を読み進めるような高揚感を味わいながら、私は軽快に歩みを進める。(本紙報道部長・麻生純矢)
2020年9月10日 AM 4:55
8月30日、津市南中央のぼだいじこども園で、㈱KENSIN=津市垂水町2984─8=の沼田直さんがボランティアで抗菌・抗ウイルスコーティングした。
施工したのは、建設総合組合の一般社団法人GCU会員のみが施工可能な「イオニアミストプロ」。 光触媒作用によって、インフルエンザやノロウイルスなどに対して高い効果を有することが試験でも証明されている。安全性の高い二酸化チタンを従来の光触媒コーティング剤よりも超微粒子化することで、表面を隈なく覆えるだけでなく、わずかな光でも効果を発揮するのも特徴。
下地処理の必要がないので外壁などの硬い面だけでなく、クロスやガラスなど、様々なところに直接塗布ができる施工性の高さも特徴。2~3年効果が持続する。全国のホテルや横浜マリノスの選手移動用バスなどにも新型コロナウイルス対策を期待し、導入事例も増えている。
沼田さんはこれまでに津中央公民館のカウンターや、津市消防本部の救急車などにもボランティアで施工してきた。
この日は同園で園児達が給食をとるランチルームと、その周辺の壁面、窓、床、テーブル、椅子をスプレーで丁寧にコーティングした。
沼田さんは「園児達に安心して過ごしてもらいたい」と笑顔。「手軽に導入できて抗ウイルス試験の結果も証明されているので、もっと沢山の方に知って頂けたら」とも語った。
2020年9月10日 AM 4:55