募集で集まった映像が配信される津まつりHP

募集で集まった映像が配信される津まつりHP

津まつりは津八幡宮の祭礼を起源とする400年近い歴史を持つ。現在は、八幡獅子、しゃご馬、入江和歌囃子、唐人踊りや和太鼓などの郷土芸能に、平成10年に始まった安濃津よさこいが加わり、全国でも珍しい伝統と現代文化が融合したまつり。華やかな大パレードにも、数多くの団体が参加したり、安濃津よさこいに県外のチームや台湾のチームも出場するなど、地域や国の枠を越えた交流の輪も広がっている。
今年は10月10日・11日の二日間で開催予定だったが新型コロナウイルス感染症拡大を受け5月に中止が決定。しかし、それを惜しむ声も多いため、新しい生活様式に即した形で何かできることはないかと試行錯誤を続ける中で、札幌市の「よさこいソーランまつり」や名古屋市の「どまつり」などを参考にオンラインでの開催が決定した。
それに向け、津まつり実行委員会では、郷土芸能やよさこいを始め、ジャンルや地域を問わず、演舞・パフォーマンス動画を募集した。今回のために撮り下ろした団体や過去の出演映像を応募した団体など、3日現在で200本余りの動画が集まっており、明後日10日10時より津まつり公式サイトでyoutubeを通じて配信する。動画は随時募集中で、10日以降にも随時配信していく。
また、オンライン津まつりに先駆ける形で、明日9日まで第三銀行津支店=津市大門=、百五銀行本部=津市丸之内=、津中央郵便局=津市中央の3カ所で「津まつり展2020」を開催中。過去の津まつりポスターや、郷土芸能の衣装や備品などを展示している。
コロナ禍の中で、なにかと暗い気持ちになりがちだが、創意と工夫を凝らした新しい形のまつりを楽しんでみては。
来年の津まつりは、10月9日㈯と10日㈰に決定している。