待ち合わせに遅刻した。間に合う時刻に家を出たはずが、いつも見るテレビの上の時計が遅れていた。遅くなったと気づいたのは車に乗って時計を見てからである。
家にある時計のほとんどが電波時計。自分で買ったものは一つで、他は何かの記念品だったり、引き出物だったり。古い時計は捨ててしまった。電波時計でも電池が減れば遅れるだろうが、長持ちするのでいつも正確な時刻を表示している。
今回のトラブルで、時計が遅れるなんて考えもしなくなった自分に驚いた。時計は進んだり、遅れたりするもので、一日一度はテレビの時報と時計の時刻のずれを確認したものだ。
そういえば、テレビから七時の時報がなくなったのはいつだったろう。ピッピッピッピーという耳になじんだ音を久しく聞いていない。アナログ時代の記憶だ。
パソコンもスマホもインターネットにつながっていれば、サーバと同期して正確な時刻を表示する。web時報というものもあって、117と同じような声で時刻を教えてくれる。時刻合わせの必要はない。
目覚まし時計を五分進めておいたことが懐かしい。五分進めても、五分余裕があると思ってしまうから同じことなのに、段取りがうまくいくように思ってそうしていた。電波時計には五分進める機能はない。そこのところが少し残念だ。  (舞)

◆谷川士清の会・講演会 第1回…10月17日㈯10時~11時半、津市新町会館で(津市新町3丁目4の23)。講師…同会会員で皇學館大学の松本丘教授。演題は「日本書紀研究の歴史と士清先生」。 日本書紀編纂1300年の記念すべき年に「日本書紀通証」を著した士清の業績と対比しながら皇室の歴史にも詳しい同教授が新装なった同会館で解説する。第2回…10月24日㈯同時刻・同所にて。講師…同会会員の佐野萬里子さん。演題は「谷川士清と神宮寺の三十六歌仙扁額について」。共に入場無料。
現地ガイド研修…10月31日㈯10時~12時、士清旧宅に集合し、周辺史跡を巡る。問い合わせ・申込は池村代表☎090・8738・3818。

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