▼点字絵本作品展=11・4~、津博多郵便局
▼第8回アフターシックス絵画展=26~29、三重画廊
▼第七劇場「かもめ」=30~11・1、県総文小ホール
▼森嶌澄子展=~25、三重画廊
▼第19回中田バレエコンサート=11・1、県総文中ホール
※イベントは延期・中止の場合があるので主催者にお問い合わせを。

「秋の蚊の油断もスキもない攻撃」 俳句みたいなものが頭に浮かんだが、これは川柳だろうか。はっきり言いすぎて風情がない。
秋の蚊は死に物狂い。洗濯ものを取り込むために少し外へ出ただけなのに、首筋に一匹、足首に一匹蚊が貼りついていた。我が家の周りにたくさんいる蚊は、イエカと呼ばれる種類だと思う。
蚊は卵を産むために雌だけが血を吸うと言われているが、イエカの仲間には血を吸わなくても一回は卵を産める蚊がいるそうだ。だから、この辺りに蚊が多いのだと納得する。あれほど多くの蚊を発生させるほど、この地区には人が住んでいない。
その蚊が、また寒さに強くて、秋どころか冬までも生きている。我が家は、一年のほとんどの季節を蚊と共存する羽目となっている。
しっかりと網戸を閉めていても、蚊はどこからか部屋の中に入ってくる。寝ている時に耳元でブーンと羽音が聞こえると、本当にイライラする。
どこかの国で蚊を不妊症にする研究がなされていると聞いた。蚊を媒介とする感染症対策として、遺伝子組み換えで不妊化した雄を散布し、蚊を生まれなくするという。
感染症の怖さを感じる今は素晴らしい研究に思えるが、突然変異など起こらぬかと心配にもなる。秋の蚊に刺されて、痒い痒いと言っているぐらいで終われば平和である。
(舞)

 

珠の牧で看板の材料をけずる児童たち

珠の牧で看板の材料をけずる児童たち

爽やかな秋晴れに恵まれた11日、津市美杉町竹原の「珠の牧」で「子ども里山自然体験教室」が開かれた。
主催は「NPO法人・森の劇場プロジェクト」=長野多恵代表。同プロジェクトは、劇場法に沿った白山総合文化センターしらさぎホール=白山町二本木=の活用方法の検討・提言を契機に発足。芸術や地域活性化など様々な分野で活動する市民で構成。津市委託の文化創造事業など、官民連携で教育・福祉・コミュニティ回復の機能を持つ社会機関としての劇場づくりを行ってきた。今年はコロナ禍によって、例年行っている事業は中止となったが、児童に自然学習の場をと7月から全4回で行ったもの。
珠の牧は、鈴木牧場=津市藤方=が、山に植えた野シバなどを餌に乳牛の完全放牧を行いながら自然の中で循環させるサイクルをつくる「産地酪農」の実践の場。
児童たちは長野さんや珠の牧の鈴木雄大さんたちと共に、牧場周辺の山で木を切ったり、絵をかきながら、牧場の入り口に設置する看板をつくった。自然の中で自由に楽しみながら、児童たちは豊かな心も育んでいた。

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