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2020年10月
10日、津市藤方の津八幡宮で、市指定無形民俗文化財の八幡獅子、入江和歌囃子などの郷土芸能を継承する「津民芸保存会」=川北晃司会長=が55周年記念事業として、参道境内への砂利40トンの奉納を行った。
この日は本来、津まつりが行われる予定だったが新型コロナウイルス感染拡大予防のため、今年度は中止。津まつりは、津八幡宮の祭礼が起源のため、毎年、同保存会を始め、郷土芸能団体などが集まり祭礼が執り行われている。この日も早朝より各団体の代表者らが祭礼に参加した。同保存会では周年を迎える中で、何かできることがないかと考えて砂利の奉納を決めた。
川北会長は「昭和41年の民芸保存会の結成以来、練習場所を提供して頂くなど、数えきれないくらいお世話になってきた」と挨拶した。
台風の影響による大雨の中、会員たちは感謝を込めてシャベルで砂利をならし、参道の水たまりを埋めるなど、心を込めて整備を行った。
2020年10月22日 AM 4:55
2021年版三重県民手帳が昨日発売。
発行は三重県印刷工業組合。毎年三重県の伝統工芸をモチーフにしているが、今年は2018年版で好評だった伊勢型紙のカバーを新調。デザインは三重県を中心に活動する伝統工芸若手グループ「常若」の一員である那須恵子さんが手がけた。ミエを並べた「市松模様」と、県の鳥であるシロチドリとミエの霞を散らした「千鳥」の2種類。
内容は、来年開催の三重とこわか国体・とこわか大会についての情報を10ページに渡って特集。同国体のマスコットキャラクター「とこまる」の競技イラストや大会に関する豆知識を多数掲載。
その他、新型コロナウイルス感染症対策について、各種統計データ、生活相談、救急、災害などにまつわる多彩な情報が満載。
各1100円(税込)。県内の書店、文具店、ホームセンター、同組合加盟の印刷会社などで販売。
詳細は「三重県民手帳2021」で検索。
2020年10月21日 AM 4:55
1日、津市大谷町の学校法人大川学園三重調理専門学校でいわし寿司をつくる特別実習が行われた。
実習に参加したのは2年制コースの学生14名。指導は、三重すし街道相談役で鰯街道実行委員会の元東京大寿司店主・松田春喜さん。
実習は10月4日のいわしの日にちなんで実施。松田さんは、有名な若狭湾からの鯖街道、琵琶湖からの鮒街道と並んで、津市にあった安濃津の港から京の都に新鮮なイワシを届けた「鰯街道」について説明した。
この日に用意されたのも津市白塚港で獲れたイワシ。全国屈指の漁獲高を誇り、品質も良いが、ほとんどが養殖用の飼料に使われているといった現状を語り、「もっと多くの人にいわし寿司の美味しさを知って頂きたい」と、消費拡大の必要性を訴えた。
生徒たちは、松田さんの指導を受けながら包丁でイワシの頭と内臓と骨を取り、腹開きに。塩で臭みをとった後に、酢でしめて寿司にした。
2020年10月11日 AM 4:55