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2020年11月
三重トヨペット㈱=本社・津市上弁財町・井上喜晴社長)がこのほど、人気のレースゲームを用いて競技するeモータースポーツクラブチーム「BTFスピリット」を発足させた。自動車販売会社としてeモータースポーツのチームを持つのは全国初。一般から会員を募り、様々な大会への出場に向け選手を育成する他、イベント時にはショールームに設置したシミュレーターで体験しながら車の魅力を発信する。
チーム発足の背景には、近年、増えつつある若者の車離れ、レース等のモータースポーツ離れを食い止めたいというトヨタの想いがある。
ひと昔前は免許を取得すれば、誰もがこぞって車を購入し、運転を楽しんだり、自分好みの車体に仕上げてレースに出場したり、豪華な内装やスタイルを愛でるなど、各々が自分流の「カーライフ」を楽しんだものだ。自動車というのは元来、高付加価値商品だったのである。この嗜好性の高さが世界のモータリゼーションと経済発展に寄与したのは間違いない。
車離れの要因の一つは自動車に求められる性能が省燃費などの環境性能と安全性能など実用性がメインになり、スポーツカーなど美しいスタイルと走りを得意とする車が極端に少なくなってしまったことが挙げられる。
トヨタは、これに早くから危機感を抱き、若者でも手が届く価格の「86」を2012年に、昨年はBMWと共同開発した高性能な「スープラ」の2台のスポーツカーを復活させた。また、車好きが気軽に来店できる店舗「GRガレージ」を全国展開するなど着々と車好きを増やしてきた。
一方、世界的な広がりを見せるのが、コンピュータゲームをスポーツ競技として捉える「eスポーツ」。モータースポーツの分野でも、リアルドライビングシミュレーターを謳うソニープレイステーション4用のゲーム「グランツーリスモSPORT」を用いたeモータースポーツが世界大会まで開催され大いに盛り上がりをみせる。
同ゲームは操縦が実車とほぼ同じで、車体の細かいセッティングも可能。安全で気軽に実際にレースをしている感覚が楽しめる。トヨタ自動車㈱でもeモータースポーツドライバー・山中智瑛選手と契約し昨年シリーズチャンピオンを獲得している。eモータースポーツを通じて車ファンを増やす事が結果的に自動車業界の活性化に繋がると期待されているのだ。
以上が、今回、三重トヨペット㈱がeモータースポーツクラブチーム発足までの流れだが、チームをサポートする布陣もさすがに凄い。トヨタ自動車㈱からはレース車両開発部門の「GAZOOレーシングカンパニー」、さらにトヨタの契約ドライバーが所属し、輝かしい戦績を持つ、坂東正敬監督が率いるレーシングチーム「㈱レーシングプロジェクトバンドウ」と本格的だ。
今後の具体的な活動内容は、定期的な走行練習会の開催、レーシングドライバーによる指導などで大会へ出場するまで選手を育成する。希望者には習得した技術を試せるようカート走行や実車による走行体験なども視野に入れている。
応募は専用サイトから入会手続き可能。応募者多数の場合は書類選考の上、面談し決定。応募資格は三重県内在住者で7歳以上(但し、18歳未満は保護者の同意が必要)。また、毎月第2・第4土曜日に三重トヨペット㈱津垂水本店に通える人(10時~12時位まで)など。
詳細は同社ホームページ内の専用サイトで確認の事。
問い合わせは、同社フリーダイヤル0120・110・567(営業日の9時~17時)。
※チーム名の「BTFスピリット」は三重トヨペット㈱が掲げる「Be the First」(失敗を恐れず、最初の一人になれ)から命名された。
2020年11月25日 PM 12:03
津市森林セラピー基地運営協議会がこのほど、美杉町JR名松線伊勢奥津駅の前に、同基地グランドオープン10周年を記念して看板を設置した。
森林セラピーとは、森林の癒し効果を生かして人間が本来持っている「こころ」と「からだ」の元気を取り戻そうとするもの。美杉地域は、東海地方で初めて森林セラピー基地の認定を受け、2009年10月にグランドオープン。特色の違う12のコースがあり、各拠点施設で健康チェックを行うことも出来る。
今回設置した看板は幅1m×高さ2m10㎝。船舶内の家具の製造と内装の設計・工事を手掛ける㈱創和(津市雲出伊倉津町)が、木が腐るのを防ぎ長持ちさせる「液体ガラス加工」を用いて制作した。
費用は三重県宅地建物取引業協会津支部(後藤昭久相談役)が毎年、津まつり会場でブースを出店し、その売上を同基地運営協議会へ贈呈してきた寄付金を充当した。
看板には12コースの名称が刻まれており、駅を降りた人や、隣接する伊勢本街道のPRや美杉の観光情報を発信する「津市伊勢奥津駅前観光案内交流施設ひだまり」の利用者が目に付きやすいようにした。
後藤さんは「美杉はとてもいい所。もっともっと知って頂けるようPRしてきたい」と話した。
2020年11月25日 AM 11:53
津市出身の演歌歌手・あや乃藤子さんと、高齢者のアイドル「みの吉」こと中元実さんとのデュエット曲「津の街…恋詩」がSEVENTY MUSICから11月1日にリリースされた。
あや乃さんはデビュー27年。「夢蛍」「修羅の恋」「旅模様」をリリース。地元を中心に活躍する傍ら、高齢者施設や敬老会の慰問、各種イベントでの出演など地域活動にも尽力している。
中元さんは、熊野市出身。三重県警で約30年、一般防犯や薬物、銃器の取り締まりに携わっていた。定年退職する数年前、歌手の中条由美さんに師事したのを機に歌好きの心に火がついた。退職後に慰問活動を始め、警察官としての経験を活かし、振り込め詐欺防止啓発ソングをを作詞。軽快で親しみやすいリズムの曲にのせ各地で披露している。
そんな二人は、一昨年に大阪で仕事をした際にお互いの人柄を知ると同時に意気投合。初めてデュエットすることになったもの。
「津の街…恋詩」は、津市の繁華街が元気で華やかだった頃、好きだった男女が結ばれること無く別れ、それぞれの人生を歩んだが、年月を重ねる中で、昔よく逢っていた店で偶然再会、そしてもう一度やり直そう、明日に向かって、この街と頑張って生きよう…といった中高年の人生やり直し応援歌であり、往時の盛り場復興応援歌。
歌詞は中元さん、補作詩は森本アキラさん、作曲は雅遠景さん、編曲は、吉幾三さんのバンドマスター・武井正信さんが手掛けた。ジャズ調のアレンジは聴く人が懐かしさから涙するほど。
実は同曲はもっと早くにリリースする計画で、今年3月初めに名古屋市中区大須にあるスタジオ・トライデントで収録する予定だったが、新型コロナウイルス感染症拡大で延期に。今回、関係者の強い想いでリリースにこぎ着けた。
税込1000円でアマゾン、イオン内の別所書店、谷楽器、フミヤ楽器で取り扱い中。
同曲は通信カラオケDAMで配信中。
あや乃さんと中元さんは「皆さんの応援を受けて津の夜のお店でたくさん歌って頂ける事を祈ります!宜しくお願い致します」と話す。
2020年11月25日 AM 11:51