ウォーキングは朝より夕方の方が好きだ。早起きは辛い。夕方の道には車が多いので、なるべく安全な歩道を行く。
いつものルートには信号のある横断歩道が二つ、信号のない横断歩道が二つある。近頃信号のない横断歩道の渡り方に気を使うようになった。
信号のない横断歩道は歩行者優先である。自動車学校でもそう習った。でも、自動車優先が普通であった。三重県は信号のない横断歩道での一時停止率ワーストだと報じられた。
ワースト脱却のために、今年は取り締まりが強化されたそうだ。横断歩道近くにパトカーが止まっているのも見た。その甲斐あってか、この頃横断歩道に立つと車が止まってくれるようになった。大きな変化である。今年の調査では最下位から十四位にまで改善したという。
それはとても良いことだけれど、きままなウォーキング中に、帰宅を急ぐ車に止まってもらうのが申し訳ない気持ちになる。広い道路の長い横断歩道の左側に車が止まる。そのまま通り抜けられそうな位置なのに、私を待ってくれている。そんな時私はペコペコ頭を下げながら小走りで車の前を行く。
次第に横断歩道に立つタイミングに注意するようになった。手前で足踏みしたり歩く速度を遅くして、車が行きすぎるのを待つ。我ながら変な気の使い方だと思うけれど。
(舞)