津市に寄贈されたサージカルマスク

津市に寄贈されたサージカルマスク

津市をはじめ三重県内在住の12名でつくる「カンボジア山本日本語教育センターを支援する会」=岩沢理夫会長=が先月24日、津市に、コロナの影響で入手困難になったサージカルマスクを2400枚寄贈した。
同センターはカンボジアのシェムリアップにあり、現地の日本語教育に貢献している。また支援する会では毎年、メンバーが自費で現地を訪れ、日本語スピーチ大会を開催。現地の人が、日本人観光客に対し日本語でサービスできるスキルを身につけ自立することを支援している。
なお、同大会の事業は次回の第11回目から、支援する会の松岡宏幹事が経営する「㈱マツオカ」=津市高茶屋小森町=に移管して行われる。
今年はコロナの影響で同事業が実施できないため他の方法で社会貢献しようと、マスクを寄贈。
津市から同会の岩沢会長、竹島資事業実行委員長、松岡幹事に感謝状が授与された。松岡幹事は「年に1回くらい、ボランティアや寄付で世の中に貢献するのも良いと思う」と話した。

青山高校の入り口付近(津市白山町八対野)

青山高校の入り口付近(津市白山町八対野)

山林に投げ捨てられたゴミ

山林に投げ捨てられたゴミ

国道165号白山町垣内交差点から、青山峠に向かって伸びる坂道を上り始める。車では何度も通ったことがある道だが、歩いて上るのは初めて。時刻は15時半前、目的地のJR西青山駅まで約10㎞。ちなみにここまで歩いた距離は15㎞。普段運動なんてしない私にとっては、体力が尽きかけているここからが本番。「でも、きっと大丈夫」と高を括る。もちろん、根拠なんて微塵もないが、やってやれないことなんて、人生にそう多くはないのだから。
この辺りの国道は、歩道が無いばかりか路側帯も狭い。大型車の往来も少なくないので、退避所などでやり過ごしながら、ゆっくりと進んでいく。何度も繰り返しになるが、私の真似をして国道を歩こうなんて考えてはいけない。私の身一つでこと足りるこの旅にお金はかかっていないが、危険と隣り合わせなのは否定できない。もちろん、細心の注意を払かなければならない。
左足裏の痛みは、広く深くなっており、大地を踏むたびに痛みが走る。間違いなく水ぶくれが十円玉大まで膨らんでおり、それが派手に潰れたのだろう。延々と続く坂道は、そんな事情などお構いなしに疲労の溜まった足を容赦なく責め立てる。これまでの道のりと比べると大幅にペースダウンしている。
やがて、私立青山高校の入り口が見える。敷地内にある休園中の日生学園付属幼稚園は非常に思い出深い場所である。園長だったY先生には駆け出しの頃からしばらく、とてもお世話になった。思い返すと若気の至りのようなつまらない悩みにも、真摯に耳を傾けて頂いた。今の私がこの仕事を続けられているのも先生のおかげ。非常に向学心のある方で、小学校教諭を定年退職されてから、幼児教育の世界に飛び込み、海外での日本語教育にも尽力されていた。勉強以上に大切なことを教わった私の人生における恩師と呼べる方の一人である。立ち止まってゆっくりと思い出に浸っている訳にはいかないが、一歩踏み出す度に色々な思い出が蘇る。過去から積み上げてきた一歩の延長線上に、現在の私がいるのだと思うと身体の底から力が湧いてくる気がする。
峠道を登り始めてここまで約30分。思ったより順調かもしれない。ふと、ガードレールの向こう側に目をやると、投げ捨てられた無数のゴミが山林に散らばっている。きっと車窓から投げ捨てられたものばかりだろう。これは歩かないと絶対に気づくことができない。だからこそ、ここにゴミを投げ捨てるのだ。私がこの旅の醍醐味として掲げている『既知の向こうにある未知』は、美しいものばかりを指すわけではない。むしろ、こういった人の醜さや業を、白日の下に晒すことこそ、その本質と言える。だから、私はこのゴミを捨てた人たちを非難するつもりは毛頭ない。人間誰しもが、光と影を抱えているからだ。
ここにゴミを投げ捨てた人たちも、普段は間違いなく善良な市民として生きているはず。人は自分にも影が存在していることを忘れ、人の影を執拗に責め立てようとする。しかし、影と光は表裏一体。どちらかを否定すれば、もう片方の存在も揺らぐ。凄惨な事件を起こした犯人について近隣住民が「あんな良い人が信じられない」とコメントをする光景を見たことがないだろうか。まさに光と影の存在を示す象徴的な事例だろう。このゴミは誰の心にも存在する影が具現化した姿に過ぎない。目を反らさずに受け止めて心に刻もう。これは私の影でもあり、あなたの影でもあるのだから…。(本紙報道部長・麻生純矢)

更新された動画の一場面……豊かな自然の中を走る名松線

更新された動画の一場面……豊かな自然の中を走る名松線

津市美杉町を拠点に、JR名松線や沿線の活性化に取り組む市民活動団体「名松線を元気にする会」=中田かほる会長=が先月から今月にかけて、ホームページで同線の魅力をPRする動画を多数更新した。
新型コロナの影響により、イベント会場でのPR活動が当面難しいため、HP内の既存の「動画コーナー」で数年前から撮りだめた動画を一挙更新。
四季折々の豊かな自然の中を走る名松線や、同線全線復旧記念のウォークイベント、終点の伊勢奥津駅前に飛来する渡り蝶「アサギマダラ」などを紹介している。ナレーションはなく、列車がゆったりと走る音をじっくり楽しめる。
同会では「都会では味わえない、名松線がのどかに走っていく風景の雰囲気を楽しんでもらい、コロナが収束したら実際に乗ってみようという気持ちになってもらえれば」と話している。

[ 40 / 89 ページ ]« First...102030...3839404142...506070...Last »