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ある日、里帰り出産でわが家に帰っていた娘が深夜急に産気づいた。
私は民間で患者搬送業を行っているため、陣痛時のタクシー移動や深夜の送迎依頼も時々あり、夜間などの至急の走行には慣れていた。
しかし、新型コロナウィルスの影響で国内は緊張状態。このことも考慮に入れて、事前に来ていた娘婿が病院へ送った。
「無事産まれてくれれば良いが」と思いつつ、同時に次のようなことが脳裏をよぎった。
「時代の背景は、刻々と変わる。昨年まで新型ウイルスとの闘いに国民が悩まされる時が来ようとは、誰も思っていなかった。今はウィルスに対抗できる薬が開発され、早く行きわたって事態が終息し、経済活動が本格的に再開され、以前の活況に戻ってほしいと願う。国民が先の大戦後の荒廃から立ちあがり、今の日本の発展を成し遂げたように、これから産まれてくる幼子らが大きくなった時、皆が2020年という大変な時代をオール三重で乗り切ろうとしていたことを語り継ぎ、それを生かし、住み良い土地にしなければならない」と。
娘は無事出産した。孫は、これからもいろんな〝波〟を経験しなければならないのだろうが、少子化の中で貴重な命を授かったことに感謝し、元気に成長して欲しい。
(民間救急 はあと福祉タクシー代表)
2020年6月11日 PM 4:51
津市では、新型コロナウィルス感染症対策の「特別定額給付金」について、意欲の高い担当職員らによる迅速かつ的確な事務や、地元企業の多大な協力によって全国的にも早い振り込みを実現。5月31日までに、対象人口27万7109人のうち23万7542人への給付を完了し、コロナで打撃を受ける市民の家計に大きく貢献した。6月1日に給付事務体制を再編し、残る約4万人へもきめ細かく対応していく。
津市は、5月31日までに、対象人口27万7109人のうち23万7542人への給付を完了し、給付額合計は237憶5420万円、人口に対する給付率は85・72%に上った。当時まだ申請書の発送すら完了していない自治体もある中、全国的にも早い対応で家計を支援し、多くの市民から感謝の声が上がっている。
迅速な給付を実現できた要因は、事務体制の充実。具体的には、4月20日に給付金に関する事業費が盛り込まれた補正予算案が閣議決定された直後、22日に市役所市民部に「新型コロナウィルス感染症特別定額給付金等推進室」を設置。5月10日には郵送申請の申請書発送を開始。同月13日には郵送申請受付による給付を始め、これは全国計52の県庁所在地・政令市の中で最も早かった。
給付事務には、普段、学校給食などに携わる会計年度任用職員も最大時107名参加。各部署からの応援もあり、最大時218名体制で高い意欲を持って迅速かつ的確な作業を行った。
また地元の郵便局やIT・印刷・金融関連の企業の協力も大きかった。
同推進室は今月1日に給付事務体制を再編し、
到着した申請書の給付ま
での処理に加え、申請書の不備による返戻分や、施設入所者などで未申請の人への周知・呼びかけにも注力している。
同日、前葉泰幸市長が給付事務担当職員への訓示で「本当にご苦労様でした。津市役所が頑張ったということに加えて、津市の企業さんたちが本当によくやってくださった。まだ給付が完了していない約4万人は、住民票を移していないとか個別の事情がある方が多いと思う。できる限りきめ細かく、どうしたら良いかわからず困っている方には手を差しのべる形でやっていってほしい」と激励した。
なお、申請書の不備の事例には、銀行口座ではなくクレジットカードの情報が記載されているなどがある。不備があった場合、給付金に乗じた電話詐欺と混同されることを避けるため、電話はせず郵便で連絡している。
申請締め切り日は8月12日㈬。問い合わせは、津市の新型コロナウィルス感染症特別定額給付金等推進室の給付金専用相談窓口☎059・229・3574。
2020年6月11日 AM 5:00
榊原温泉振興協会は、7月7日、同神社の守り神を祀る射山神社で願い事を祈願する「榊原温泉七夕祈願」を開くにあたり、一般から「願い事」を募集している。
三重の里山、豊かな自然に囲まれた同温泉は、初夏になると温泉郷を流れる川沿いに蛍が舞い、美しく幻想的な風景が見られることから、例年6月1日から七夕の7月7日までの約1カ月間のイベント、「恋の湯治榊原温泉・蛍灯」の中で「榊原温泉七夕祈願」を実施してきたが、今年は蛍灯が新型コロナウィルスの影響で中止となったため、一日でも早い同感染症の終息を願うと共に、メールで広く一般からの祈願を募集することにしたもの。応募期間は、7月5日㈰まで。宛先メールアドレスはsakakibaraonsen@zc.ztv.ne.jp 問い合わせは榊原温泉振興協会☎059・252・0017へ。
2020年6月11日 AM 4:55