コムデシオのガラスアート作品

コムデシオのガラスアート作品

YouTubeチャンネル「アトリエ日記」で、「伊勢志摩シリーズ」のひとつ、「花/Yellow」のアクセサリーを紹介するシーン

YouTubeチャンネル「アトリエ日記」で、「伊勢志摩シリーズ」のひとつ、「花/Yellow」のアクセサリーを紹介するシーン

松阪市生まれで、津市稲葉町にアトリエ&ショップを構えるガラス作家・杜多一菜子(いさこ)さんによるブランド「cоmb de shiо(コムデシオ)」が、動画サイトのYouTubeチャンネル「アトリエ日記」をスタートした。
杜多さんは、透明ガラスに彩色と焼成を繰り返す独自の手法で、高いデザイン性とアート性を備えた1点物のアクセサリーなどを制作し、全国各地や海外でも販売。またアトリエ&ショップを日・月・火曜の10時~17時にオープンしている。
YouTubeチャンネルは、同ブランドの作品が三重県の自然豊かな風景にインスパイアされているのを伝えることなどを目的に始めた。ブランドの人気商品である、ガラスアクセサリー「伊勢志摩シリーズ」などを、地元の美しい桜などと共に紹介している。
杜多さんの娘でスタジオで作品制作に携わり、アトリエ日記の撮影を担当している梓さんは「ゆくゆくは、神社などの三重県の風景をかっこよく発信し、全国の方に見て頂いて将来三重県を訪れてもらえるきっかけになれば」と話した。
問い合わせは☎059・252・1548。

昭和20年5月14日    戦時中に敵兵救った漁師の功績

(前回からの続き)
これは10月15日の「ドーリットル爆撃」の搭乗員3名を死刑にした後に作られたもので「附則」の「二で施行前の行為にも適用」と書かなければならなかったのである。これは「事後法」といって法律一般にかかわる禁止事項である。
東海軍はこの「軍律」に基づき38名のアメリカ軍B29爆撃機の降下搭乗員を「無差別爆撃をした」とのとがで処刑した。
処刑した降下搭乗員は下記のとおり。
 6月28日11名 瀬戸市赤津山地 斬首
7月12日11名 小幡ヶ原射撃場 斬首
7月12~15日16名 東海軍司令部第2庁舎裏で4回に分けて斬首
計38名を処刑。
このことで、戦後、第13方面軍または東海軍司令官の陸軍中将、岡田資(たすく)その責任を問われ、昭和23年5月B級戦犯として、横浜の連合軍軍事裁判所で絞首刑の判決を受けた。翌24年9月17日に刑場の露と消えた。
「後記」私は中芳光氏に電話インタヴューしたことがあります。その中で「あのB29は伊勢湾に撃墜されたこと、B29の搭乗員7名が処刑されたこと」を告げました。
件のB29が、あの攻撃後墜落したことを初めて知ったことをお話になられた。そして搭乗員が処刑されたことについて「かわいそうなことをしました」静かな口調で語られました。
あの電話インタヴューから相当の月日がたちますが、中氏の声が今尚、鮮明に心の中に残っています。中氏は鬼籍に入られましたが、あの時の、録音テープはいまでも大切に保管してあります。

 「鬼畜米英」と言われたあの戦時中に敵兵であるアメリカ兵を救助した古市長蔵氏や松並氏ら漁師の功績はもっと称えられるべき事柄です。
毎年5月にもなると白塚や河芸の海岸には可憐なハマヒルガオが咲き乱れます。
あの日、アメリカ兵もこの花をきっと目にしたことでありましょう。人はあの漁師達の心意気を忘れてしまったでしょうが、ハマヒルガオは覚えている。   (終わり)
 「参考、引用文献」
『丸』昭和52年7月号、潮書房。
『夕陽の碑』陳川62会、1994年。
『津の戦災』津平和のための戦争展実行委員会、1989年7月。
『伊勢新聞』昭和20年5月15日付け及び同年5月16日付け。
『東海軍管区に墜落した米軍機と捕虜飛行士』福林徹、私家版。
『中小都市空襲』黒住喜重、三省堂選書、1988年7月
『超空の要塞B─29』渡辺洋二、朝日ソノラマ
『戦略爆撃機B─29』ディヴィッド・A・アンダートン、講談社、昭和58年
『三重の空襲時刻表』津の空襲を記録する会。1986年2月。
『ながい旅』大岡昇平 新潮社 昭和57年5月15日
『軍律法廷』北博昭 朝日新聞社、1997年12月25日
『日本空襲の全容』訳者小山仁示、東方出版、1995年4月
『滋賀県の歴史』山川出版、2010年
Missing Air Crew Report, アメリカ国立公文書館蔵
Tactical Mission Report Flown 14 May, 1945.アメリカ国立公文書館蔵
U.S. Military Combat Aircrew Individual Survival Equipment WWII To Present by Micael S. Breuninger.
Headquarters Eighth Army United States Army Office of the Staff Judge
Advocate〔United States of America vs. Tasuku Okada〕Yokohama, Japan
26, January, 1949. 国会図書館蔵
(著者・津市在住)

新型コロナウィルス感染拡大による政府の自粛要請で津市でも次々とイベントが中止となっているが、官公庁や学校も多い土地柄もあり、それに引っ張られる形で送別会や謝恩会などの宴会が軒並み中止に。飲食業者を筆頭に打撃を受けた企業も少なくない。先の見えない状況に不安が広がっているが、終息に備え、地域経済の主役である市民が感染拡大防止と経済活動の両立を意識することが重要といえる。

 

 

新型コロナウィルスの影響は終息が見えない状況が続いている。三重県でも3月19日現在で感染者は9名にまで拡大。政府の自粛要請も出される中、桜の名所を擁する津市でも恒例イベントが中止になるなど影響が広がっている。いつ終息するか先行きが見えない不安が自粛ムードを生み、4月の野外イベントに関しても「開催して良いのか」と主催者に問い合わせがあったり、5月・6月のイベントでも中止が頭をよぎる主催者も少なくない。
当然、経済に対し悪影響も出ている。ただ、中小企業からの経営相談を受けている津商工会議所によると、新型コロナで地域経済全体が悪くなっているのでは無く、悪影響は〝まだら模様〟のようだ。
例えば飲食業界。市内のある飲食店では、毎年3月は企業や官公庁の送別会や学校の謝恩会などの宴会が多いこともあり、忘年会シーズンの12月と並ぶ稼ぎ時だった。それらが軒並みキャンセルとなり、4月も歓迎会などの予約も全く入っていない状況という。
その一方、ランチが好調だったり、自粛ムードに疲れた人々の来店やテイクアウトなど別の需要が生まれることも。郊外店では普段と変わらない売上の店もある。市内のあるカフェ店主も「理由はわからないが、いつもより忙しい」と話す。
小売業界でも外出を控える人が増え、婦人服などの売り上げが落ちる一方、学校が休校の関係で食品小売りの売り上げは好調。建設業界では4月からの新生活に合わせて新築住宅の引き渡しが増える時期で、中国製のキッチンなどの水回り製品や、建材などの生産の遅れから工事完了できないケースも発生しているが、材料を海外に依存しない業種は余り影響が出ていないという。
しかしながら、政府も非常事態と捉え、日本政策金融公庫などによる無利子・無担保融資など企業への支援策を打ち出す中、津市が窓口となっている経営が不安定な中小企業を対象とした資金繰り支援制度「セーフティネット保証」を利用した事業者も3月中で20件を超えた。2月以前は月に数件の利用だったのが、現在はリーマンショック時と同水準。危機的な企業が増えていると見て間違いない。長引けば更なる悪影響も確実だろう。
不安が不安を呼ぶ日々が続くが、衛生面での感染拡大防止と経済活動の両立こそが最重要課題。終息に備え市民一人ひとりが「正しく恐れ、正しく行動する」意識を持つことこそが肝要である。

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