サルバドール・ダリ 《アン・ウッドワード夫人の肖像》 1953年 公益財団法人諸橋近代美術館蔵 ©Salvador Dalí, Fundació Gala-Salvador Dalí, JASPAR Tokyo, 2020 C3342

サルバドール・ダリ
《アン・ウッドワード夫人の肖像》
1953年
公益財団法人諸橋近代美術館蔵
©Salvador Dalí, Fundació Gala-Salvador Dalí, JASPAR Tokyo, 2020 C3342

サルバドール・ダリ 《ビキニの3つのスフィンクス》1947年 公益財団法人諸橋近代美術館蔵 ©Salvador Dalí, Fundació Gala-Salvador Dalí, JASPAR Tokyo, 2020 C3342

サルバドール・ダリ
《ビキニの3つのスフィンクス》1947年
公益財団法人諸橋近代美術館蔵
©Salvador Dalí, Fundació Gala-Salvador Dalí, JASPAR Tokyo, 2020 C3342

三重県立美術館は1月9日㈯から企画展「ショック・オブ・ダリ─サルバドール・ダリと日本の前衛」が開かれる。会期は3月28日まで。
スペイン人芸術家サルバドール・ダリ(1904─1989)は、20世紀を代表する画家のひとり。1920年代末にシュルレアリスム(超現実主義)運動に参加し、精緻な写実描写技術をもって、潜在意識に由来する妄想を描出する独自の作風を築き、シュルレアリスムの造形芸術に新たな局面を開いた。その作品はヨーロッパにとどまらず、世界中で知られるようになる。
日本でもダリ作品は大きな衝撃を与えた。とりわけ日本の若い前衛画家たちへの影響は著しく、1930年代にダリ作品が本格的に紹介されると、急速にその影響が彼らの作品に現れる。彼らは各々の感受性をもってダリの芸術を吸収し、独創的な作品を生み出した。
本展では日本最大のダリ・コレクションを誇る諸橋近代美術館の所蔵作品を中心としたダリの魅惑的な絵画作品を観賞すると共に、ダリの衝撃を最初に受け、それを自らの創作に生かした日本の画家たちの表現も紹介。ダリおよび日本の前衛画家たちの作品が見せる、奇想に富んだ魅力的な絵画世界が堪能できる。
観覧料=一般1000円、学生800円、高校生以下無料。
主な前売券販売所:チケットぴあ、ファミリーマート、セブン─イレブンほか。
開館=9時半~17時(入館は16時半まで)。 休館日=毎週月曜日、1月12日㈫(1月11日は開館)。
問い合わせは同美術館☎059・227・2100(4日まで休館)。

プレゼント

本紙読者5組10名に同企画展の招待券をプレゼント。ご希望の方は、〒514─002、津市東丸之内26─12、三重ふるさと新聞「ダリ展」係まで応募下さい。締め切りは1月6日必着。なお、当選は招待券の発送をもって代えさせて頂きます。