施工完了書を手に…池村さん(左)と大西課長

施工完了書を手に…池村さん(左)と大西課長

新年を迎え、今年こそ新型コロナウイルスの終息が全世界の願いとなっている。そのためにもより効果的な感染防止策が求めらている。特に不特定多数が出入りする施設での感染予防策が課題。 12月3日、三重県庁で、庁内のエレベーター5基に、抗ウイルス性のある光触媒コーティングを無償施工した「㈱ミエアカリ」=津市栗真小川町=が施工完了贈呈式を行った。
今回、同社が施工した光触媒コーティングはグローバル・エコロジー㈱の「エコララコート」。 これは、国立研究開発法人・産業技術総合研究所が特許を持つ素材を使ったコーティング技術。 施工すると、電灯の光に反応してウイルス、菌、臭いに対する分解効果を発揮する。使用される環境によって変化するが、効果は数年間持続するという優れもの。新型コロナウイルス感染拡大を受け、社会貢献の一環として同社が施工した。津市アルスプラザにも施工している。
贈呈式では、同社代表取締役の池村祐樹さんが管財課の大西宏明課長に施工完了証を手渡した。
大西課長は「エレベーターは朝などで密になりやすい場所。本当にありがたい」と謝辞を述べた。
それを受け、池村さんは「新型コロナ第三波が訪れる中、不安になっている方も多いので、少しでもお役に立てれれば嬉しい」と話した。