映画上映などを通じて、津市と縁の深い映画監督、小津安二郎を顕彰する「彼岸花映画祭in津」の第6回が4月10日㈯13時~16時10分(開場12時半)、津リージョンプラザお城ホールで開かれる。主催=同映画祭実行委員会、共催=津市・三重大学、後援=中日新聞社、㈱ZTV、本紙、ほか。
小津安二郎は、日本を代表する映画監督。「世界のOZU」として20世紀の文化芸術分野における世界最高峰の一人として認められている。普遍的テーマである「家族」を見つめ続け、家族こそが人間とその生活の原点であることを、映画を通じて訴えている。
中でも『東京物語』(1953年)は2012年、英国Sight&Sound誌で世界の監督が選ぶ映画の第1位に輝いた。小津の世界的評価は、没後に長い時間をかけて高まっていき、生誕110年の2013年には世界三大映画祭(カンヌ、ヴェネチア、ベルリン)で小津作品が上映されるという快挙も成し遂げた。
1903年12月東京で生まれた小津は、9歳の時に父の故郷である三重県松阪へ転居し、旧制宇治山田中学を卒業後、飯高町の宮前小学校で一年間、代用教員をしてから松竹蒲田撮影所へ入社している。小津の母も祖母も生粋の「津」の人で、津は小津の映画表現の根本にかかわる美意識を育てたところと言える。
今回、第3部(14時半~16時10分)で上映される小津の映画は「お早よう」(1959年・カラー94分」のデジタルリマスター修復版。出演は佐田啓二、久我美子、笠智衆、ほか。映画「彼岸花」につづいて野田高梧と小津が書いた脚本を、小津が監督した大人と子供の世界を描いた一篇で、郊外の新興住宅地を舞台に元気な子供達にふりまわされる大人達を、そこはかとなく笑いを誘うやわらかいコメディタッチで描いている。
第1部(13時~)は「魅惑の映画音楽コンサート」。演奏は津市出身のピアニスト・兼重稔宏さん。第2部(14時15分~14時半)は映画解説「小津安二郎と三重」。
参加申込は、往復はがき、またはメールで①「映画祭参加希望」②郵便番号③住所④名前⑤電話番号⑥希望人数(1人または2人)を記入し、3月19日㈮まで(必着)に申し込み。応募多数の場合は抽選。入場無料(定員300名は会場の収容定員の半分)。
申込先は、〒514─0062、津市観音寺町760─18、彼岸花映画祭事務局「吉村方」。メールはhiganbana1958@gmail.com(件名に「映画祭参加希望」と記入)。
問い合わせは事務局☎080・4547・2015。