◆絵画に見る万葉の世界~びじゅある万葉集 4月24日㈯~6月20日㈰9時半~17時(入館は16時半まで)、明和町の斎宮歴史博物館にて。観覧料は一般300円、大学生240円、高校生以下無料。☎0596・52・3800へ。
◆第28回企画展・やっぱり石が好き!三重の岩石鉱物 4月24日㈯~8月29日㈰、三重県総合博物館で。様々な岩石の魅力を作発見できる。観覧料が必要。☎059・228・2283へ。

奉納された作品「報恩謝徳」と「和」(真ん中は書家の山脇結翠さん)

奉納された作品「報恩謝徳」と「和」(真ん中は書家の山脇結翠さん)

「4・3 TAISHI 日本の誇り、和の精神を世界へ」と題した奉納揮毫が3日、高田本山専修寺の御対面所(重要文化財)で行われた。
主催した「和プロジェクトTAISHI」=宮本辰彦代表=は、日本の平和思想「和の精神」を国内外へ発信する任意の平和活動団体。2014年11月に発足した。
「和」は平和、和の精神、和の国、日本を意味し「TAISHI」は聖徳太子の太子、大きな志の大志、和と愛を日本から世界へ伝えるアンバサダーの大使を意味する。 「和の精神」は今から約1400年前に聖徳太子が著した「十七条憲法」の第一条に記された、「和を以って貴しと為す」に由来。この精神は日本国と日本人のあり方を示すものだが、同団体では、世界に通じる思想であるとして、世界記憶遺産に登録することを旗印に活動している。

御対面所で揮毫する山脇さん

御対面所で揮毫する山脇さん

また、活動は国内にとどまらず、令和元年8月には、「世界平和の祈りinパリ」と銘打ち、フランスのパリ国際大学都市日本館、グランド・シナゴーグ・ド・パリ(ユダヤ)、サン・シュルピス教会(キリスト教)、サン・ルイ・アン・リル教会(キリスト教)、グランド・モスケ・ド・パリ(イスラム教)の5箇所を会場に日本人書家が平和揮毫を実施。前例のない斬新な企画であったため大きな反響を呼んだ。 さらに、昨年に続き今年2月23日の天皇誕生日には日本で「第2回・世界平和の祈りinジャパン」を開催。ユダヤ教シナゴーグ(兵庫県)・キリスト教チャーチ(長﨑県)・イスラム教モスク(愛知県)でそれぞれ平和揮毫を行い、世界宗教の交流の深まりも願った。
「4・3 TAISHI日本の誇り、和の精神を世界へ」も一連の活動の一環として2017年から行われているもので、書家を中心に和文化に携わるアーティストらと共に同憲法が制定されたといわれる4月3日に宗派を問わず全国の寺院で奉納揮毫をしている。
今年は全国33寺院で同時開催。専修寺では津市在住の書家・山脇結翠さんが参加。世界平和と新型コロナウイルス感染症終息への願いを込め、「和」の一文字と、受けた恩に報いて感謝の気持ちを持つことを意味する「報恩謝徳」を揮毫し奉納した。
山脇さんは書について「今年は聖徳太子がこの世を去ってから1400年にあたる年。我が国の弥栄と世界の恒久平和を祈り『和』と書かせて頂いた。今は新型コロナウイルスの影響で人と人との距離が遠くなるが、和の精神である循環と寛容と調和の精神をもって心のつながりを大切にしたい」と書への思いを話した。
これを受け、同寺の特別法要事務局長の押小路蓮円氏は「私ども高田派も2023年(令和5年)に特別法要として親鸞聖人御誕生850年奉讃法会、立教開宗800年奉讃法会、中興真慧上人500年忌、聖徳太子1400年忌奉讃法会を行うにあたり、このような力強い弾みを付けて頂いたと感謝申しあげる」と謝辞を述べた。

屈伸運動ができますよ

屈伸運動ができますよ

LCメンバーと前葉泰幸津市長

LCメンバーと前葉泰幸津市長

アスレチック系遊具が人気の中勢グリーンパーク(津市あのつ台)にこのほど、ライオンズクラブ5団体(津LC、久居LC、津中央LC、津西LC、亀山LC)が健康遊具「ちょいトレ、しんしん」を設置。10日に津市長を招き落成式が行われた(ホストクラブ=津LC=有川勝俊会長)。
同公園の第1駐車場北側にある遊具広場に設置された同遊具は上半身を前屈させ、背中と腿裏の筋肉を伸ばすもので、腕・脚・全身に効果が期待できる。
落成式では前葉市長ほか5団体の代表とメンバーが出席。除幕式でテープカットが行われ、市長が「たいへんありがたい」と謝辞を述べた。
この日、実際に使ってきたという子供連れの女性は「子供をだっこして疲れた背中や腰を伸ばすことができた。リフレッシュできる」と笑顔で話していた。

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