氷塊から白鳥を削りだす三重調理専門学校の生徒

氷塊から白鳥を削りだす三重調理専門学校の生徒

津市大谷町、津駅西口前の大川学園・三重調理専門学校のグランドで5月31日、氷細工を制作する特別実習が行われた。
パーティー料理における装飾の花形である氷細工をプロから学び、学生に氷の持つ特性と氷細工の文化を知ってもらおうと、毎年この時期にプロとして活動する津氷彫会の講師を招いて行われている(昨年はコロナ禍で秋に実施された)。
まずは津氷彫会のメンバーがのこぎりや角ノミ、丸ノミといった道具の使い方を指導。同校1年コース、2年コースで学ぶ1年生たち計35名は6グループに分かれ、下絵を見ながら挑戦。全員初めての体験だったが、指導を受けながら氷の塊から2時間ほどかけて、ハープやエンゼルフィッシュ、鷹、カジキ、花籠、白鳥の形に彫り出した。
また、大川幼稚園の園児達が、制作中の彫刻を見学。氷に触りながら「ぴかぴかしてる」「冷たい」など、感触を大いに楽しんでいた。