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2021年8月
㈱ジャパンスポーツ運営が運営する津アサヒスイミングスクール(津市西古河町)に通う永井茉裕さん(11)、奥田真由さん(11)は、8月21日~26日に大阪府で開催される若手スイマーの登竜門「第44回 全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会」へ出場する。
初出場となる永井さんが出場する種目は100m背泳ぎ。3回目の出場となる奥田さんが出場する種目は50mバタフライ、100mバタフライ、200m個人メドレー。新型コロナの感染拡大もあり、別の場所で泳ぎ、タイムを競う形式の大会が増えているが、今回は全国のライバルと並んで泳ぐレース方式。
二人とも8月1日に浜松市総合水泳場「ToBiO」で行われた「とびうお杯 第36回全国少年少女水泳競技大会」にも出場。そこから続けての大舞台となるため、共に田代純一コーチの下で、いつも以上に熱の入った練習を続けている。
後半の追い上げに自信がある永井さんは「初めて出られて嬉しい。ベストタイムを狙っていきたい」、前半から積極的な泳ぎで攻める奥田さんは「全種目で決勝に残りたい」と意気込む。二人の活躍に期待が集まる。
2021年8月12日 AM 10:54
三重県立美術館で8月14日㈯から企画展「ミケル・バルセロ展─世界を魅了するスペインの天才」が開かれる。
ミケル・バルセロは、大自然を着想源に独創的でダイナミックな作品を手がける現代を代表するアーティストのひとり。スペインのマジョルカ島に生まれ。1982年に国際美術展「ドクメンタ7」(ドイツ・カッセル)に参加して以降、国際的に活躍。その制作活動は幅広く、絵画、彫刻、陶芸、版画に加え、パフォーマンス、そしてマジョルカのパルマ大聖堂内礼拝堂装飾やスイス・ジュネーヴの国連会議場の天井画といった壮大なプロジェクトも実現している。
また、制作活動は、ヨーロッパにとどまらず、時にアフリカの砂漠地帯やヒマラヤの高地にも赴く。大自然との交感は芸術活動の重要な着想源となり、大地と海、動植物、闘牛などをテーマとした作品を生み出している。中でも巨大な絵画作品は、そのスケールのみならず、塗り固められた様々な素材やカンヴァスのしわが作る凹凸によって、見る者に圧倒的な存在感をもって迫る。
今展では、初期から現在に至る絵画作品に加え、彫刻や陶芸など90点以上の作品を展示し、その多彩な芸術活動の全容を紹介する。
観覧料=一般1000園、学生800円、高校生以下は無料。休館日=月曜日。開館時間=9時半~17時(入館は16時半まで)。問い合わせは同美術館☎059・227・2100。
2021年8月12日 AM 10:50
この暑い昼日中の公園に人影が見えた。十代と見える男の子が二人と女の子が一人。スケートボードの練習をしている。
上半身をひねり両足を左右に振りながら前進する。でも数回でボードから外れ足をつく。再びコンクリートを蹴りながらボードに乗り、体を揺らす。ボードに乗って平面を進むだけでも簡単ではないようだ。
今回のオリンピックでストリートというスケートボード競技の存在を知った。手すりや縁石の上を滑り、その技を競う。街中の道路でやるなら迷惑この上ないだろうが、競技となると面白い。「命がけで遊ぶオモチャ」と表現されるボードを、選手たちは自在に扱う。まるで靴裏にボードが貼りついているかのようだ。
オリンピックでは、男女ともに金メダルを獲得した。こんな若い子が金メダルをとれるなんて。賞金やスポンサー契約など、ボードに乗ることで大金を稼げるなんて。驚くばかりだ。
それもあってスケートボード熱がこんな田舎の公園にまで及んできたのだろうか。不良少年の危ない遊びのイメージが、真昼の公園の健全なスポーツに変わったみたい。
ヘルメットは必要ないのか、熱中症は大丈夫かと聞いてみたくなったが、命がけで遊ぶオモチャだからこそ面白いと返されそうで、それは止めた。私は老婆心の持って行き場がない。
(舞)
2021年8月12日 AM 10:39